桜島!まるごと絵本 どうしてこんなとこにすんでるのけ?
こんにちは。「桜島!まるごと絵本」のさめしまことえです。
先日桜島で、自由研究で桜島を調べている小学生に「なんで噴火するのに、桜島に住んでるんですか?」という質問に答えました。
それからからたったの数日。
桜島の噴火警戒レベルが4に引き上げられました。
火口の近くに住む住民の方は、避難所へ避難しています。
とっても心配です。
全国ニュースで噴火の様子が報道され「こんなとこに人が住んでるなんて」と言われる桜島ですが、
人口は4500人くらい、小学校が4つと、中学校が3つ、あるんですよ。
桜島は、火山の恵みで温泉もあるし、農作物も採れるし、海も山も近いし、夕日もきれいだし、のんびりしているし、島内の友だちは家族のようでもあります。
今でこそ過疎化で若い人が出て行ってしまっているけど、
縄文時代から人の住んでいる住みやすい島です。
桜島の噴火を伝える媒体は数多くあっても、「暮らし」を伝えるものはほとんど無い。
桜島に住んでいた私としては、すごく寂しい。
それが、「桜島!まるごと絵本」を作った理由のひとつでもあります。
今、島内では、自主避難するかどうか迷っている人が大勢いるそうです。
避難していつ、もどってくるの? 子どもの学校はどうする?
自分だけ逃げて、周りの人はどう思うだろう?
何かあったら? 何もなかったら?
避難は勇気がいります。
住み慣れた場所から移動するということは、他人が思うほど簡単ではないのだと思います。
小さい頃から土地とともに暮らして来た人なら尚更です。
そして、土地を移った人の苦労も計り知れません。
このブログを書いている17日現在、大きな噴火は起きていません。
この先、桜島の噴火がどのような形になるのか分かりませんが
被害の少ないことを願うばかりです。
『桜島! まるごと絵本』についてはこちらをどうぞ