今年もありがとうございました! 『鹿児島田の神すごろく』と『かごしま食歳時記』上下巻が買えるお店!
今年も大変お世話になりました。
鹿児島の小さな出版社・燦燦舎は、おかげさまで年末に
東川隆太郎&さめしまことえ『鹿児島田の神すごろく そしてちょこっと宮崎へ』と千葉しのぶ『かごしま食歳時記』上下巻
の3冊を同時刊行できました。
上記3冊を販売してくださるありがたいお店をご紹介します。敬称略!!!
※在庫状況はお店によって違います。
※年末年始のお店の開店状況、営業時間などはそれぞれ確認ください。
※燦燦舎は本日31日からお休みです。年明け1月6日金曜日から元気に営業します!
・紀伊國屋書店鹿児島店 099−812-7000
紀伊国屋さん、入り口近くでフェア開催中です! 写真は下豊留佳奈さん撮影
【郷土】今年も残すところあと3日、郷土書コーナーではお正月に向けた鹿児島本フェアを開催中です!
— 紀伊國屋書店鹿児島店 (@Kino_Kagoshima) 2022年12月29日
今年の目玉は燦燦舎さんの新刊、『田の神すごろく』🎲
他にもカルタや郷土料理の本など、大人から子どもまで楽しめる本を取り揃えてお待ちしております😊NY pic.twitter.com/N6SKHc7ca5
MARUZENさんは恒例の、ショーウインドウで大パネル!
鹿児島の出版社『燦燦舎』から新刊『田の神すごろく』が発売!
— 丸善 天文館店 (@MARUZEN_tenmon) 2022年12月17日
他にも『鹿児島偉人カルタ』などプレゼントにおすすめの商品もございますのでご来店お待ちしています♪#すごろく #かるた pic.twitter.com/gJd4juLWMT
・ジュンク堂書店鹿児島店 099−216−8838
ジュンク堂さんはレジ前!!! どでかポスターが目立つ!
新刊爆誕!!あの燦々舎より、『かごしま食歳時記』上下、さらに『鹿児島 田の神すごろく』劇推し展開中!オススメです! pic.twitter.com/B3adEmrsei
— ジュンク堂書店 鹿児島店 (@junku_kagoshima) 2022年12月18日
・ブックスミスミオプシア 099−813-7012
オプシアさんも入り口近く! タワー化しております。
・未来屋書店イオン鹿児島店 099−210-3121
・石井書店 099−222-1028
・TSUTAYA城西店 099−252-9977
ツタヤ城西店さんも入り口近く!
・TSUTAYA吉野店 099-295-8550
・TSUTAYA田上店
・山形屋書籍売場
・ブックスミスミ七ツ島店 099−260-0231
・ブックセンターめいわ和田店 099−269-7511
・ブックセンターめいわ中山店 099−266-2030
・アシーネ鹿児島店
・つばめ文庫
・ブックスパーチ
・books selva
books selvaさんは12月に名山にオープン! 選書、尖っています。是非行ってみてくださいね。
・やさい村
やさい村さんは吉野の自然食品店。店長の角屋敷こうたさんと!
燦燦舎の地元川上で、田の神すごろくの作者・東川隆太郎とタレントの竹之内雄太さんと! てゲてゲ〜!
姶良・霧島
・金海堂イオン隼人国分店 0995-44-8187
・ツタヤブックストア霧島店 0995-48-8777
千葉先生の地元、霧島! ツタヤブックストア霧島さん!
・エアポート山形屋
空港でも買えます! 帰省の記念にどうぞ!
・きりん商店
・森のかぞくアイラキッチン
・道の駅霧島 神話の里公園
伊集院・川辺・加世田・指宿・枕崎
・ツタヤ伊集院店 099-272-0200
・ブックセンターめいわ伊集院店 099-246-5155
・キャンパス 0993-56-5655
・加世田書店 0993-53-4540
・ツタヤ指宿店 0993-23-5566
・米永書店
・三愛書店花渡川店
・チェスト館
川内・出水・阿久根・大口・湧水
・明屋書店川内店 0996-22-2700
・諏訪書店 0996-62-0003
・ツタヤ出水緑町店 0996-63-0598
・つばめ文庫
・ブックセンター書林 0996-73-4500
・ツタヤ伊佐店 0995-24-2388
・西書店
鹿屋・大隅
・ブックスミスミ鹿屋店
・文精堂書店 0994-43-3300
・浜田書店 0986-76-0070
・浜田文宝堂
・大崎書店
『鹿児島田の神すごろく そしてちょこっと宮崎へ』と『かごしま食歳時記』上下巻は以下の燦燦舎ホームページからでも購入できます。全国送料無料でお送りします。
新刊です! 千葉しのぶ『かごしま食歳時記』上・下巻同時刊行! サイン本キャンペーンです!!
間髪入れずのご案内です。
燦燦舎が今現在、もてる全力で作った本をお届けします。
『はじめての郷土料理』から2年。
NPO法人霧島食育研究会理事長・元鹿女子短准教授
千葉しのぶ先生による、
『かごしま食歳時記』上・下巻です!
左『かごしま食歳時記 上巻 一月から六月の料理』
右『かごしま食歳時記 下巻 七月から十二月の料理』
赤と緑、、、、そうです、「ノルウェイの森」カラー!!!
「かごしま郷土料理マイスター講座」「霧島・食の文化祭」「霧島畑んがっこ」など、長年地道に鹿児島の食文化を発信されている千葉先生。
燦燦舎から刊行いただきました、『はじめての郷土料理』もおかげさまでロングセラーとなり、2刷、7500部発行しています。
今回の新刊は、千葉先生が2021年に南日本新聞で1年間連載された「かごしま食歳時記」を書籍化したものです。
連載はとっても好評だったそうで、確かに、「ひろば」欄にも何度も読者からの投稿が届いていました。燦燦舎でももちろんスクラップ!
休刊日を除いて毎日1年間、コラムとレシピ執筆、調理に写真撮影と、大変なご苦労だったでしょう。
「新聞連載を本にまとめたい」
そんなお話をいただいたときは、本当にありがたいし、光栄でした。
しかし、しばらく考えこみました。
「新聞の原稿をそのまま書籍にしたら、もちろんすぐに出版できる。しかし、果たしてそれでいいのだろうか?」
新聞連載のファンだった読者、そしてこれから出会うであろう読者に届けることを考えた結果、千葉先生にはまたもご苦労をかけてしまったのですが、「すべての原稿に加筆をする」ことをお願いしてしまいました。
さらに、歳時記ですから、ページをめくるたびに季節を感じてほしい。季節感を表現するイラスト、本文に合った挿絵も大量に入れることにしました。
ページのレイアウトはこんな具合です。
『はじめての郷土料理』と違って、今回は読み物が主体です。
レシピは全て巻末にまとめました。特色1色です。
いつものことなんですが、工夫をするごとに手間と時間がかかります。
千葉先生にも膨大な加筆・校正という大きなご負担をかけてしまいました。
ですが、その分、愛情はたっぷりこもっています。
ありがたいことに、営業でうかがった書店員さんに、「素晴らしい本のつくりです。原稿も、フォントも、レイアウトもイラストも最高です!」との言葉を掛けていただき、さらには大量に注文もいただいて、千葉先生と気張ってきた甲斐があったなあ、と思うところです。
こんな料理。鹿児島の夏、ですね。ゴマ冷汁はいっぺん作ったけど、元気でます!
こんな料理。先日千葉先生の福神漬けをいただきましたが、わたしの福神漬けの概念が変わりました。
時にはこんな料理も。懐かしくてちょっと面白い。そして時々グッ、とくるお話で溢れています。
編集をしながら感じたのが、
鹿児島の広さ、風土の複雑さ、人びとが手で作ってきた歴史、
そして季節の変わりゆきの美しさでしょうか。
あまり風流とか風情を解さないわたしですが、
そういえば、6月になって雨が続き、気も滅入ってくるときでも道端の紫陽花が濡れていて、晴れてる時よりもくっきりときれいやな、と思ったこととか、毎日が焼けるように暑い夏でも、盆が過ぎて夕方に少し涼しい風が吹くとホッとする感じなどを思い出しました。
食べているものが季節を表します。
そして、百年先も同じように季節を感じられて、ずっと同じものが食べられれば、それは幸せなことではないでしょうか。
食べる文化をつなぐことは未来へ命をつなぐことだと考えています。
千葉先生があとがきで書かれている一文です。
作ってみたかった郷土料理と、季節の毎日の食事。
赤の上巻が一月から六月。
緑の下巻が七月から十二月。
365 日の料理のコラムとレシピ、上下巻で同時刊行です。
ということで、12月20日頃の刊行に先立ち!
サイン本キャンペーンを敢行します!
本ブログから『かごしま食歳時記』をご予約いただいた方だけに!
「千葉しのぶ先生が、あなたのためにサインします!」
内容は極めてシンプル!
このブログから『かごしま食歳時記』をご予約いただいた方だけに、
千葉しのぶ先生が、あなたの宛名を入れてサインを書いてくださいます!!!
例えば上記のように「燦燦舎 鮫島亮二さま」とか、「なんとか幼稚園◯◯さま」などなどと、ご希望であれば屋号やグループ名、社名、肩書き、ペンネームなども書いてくださいます。
これはうれしい!!!
もちろんプレゼントにも、最高ですね!
「さんさん子ちゃん」「燦燦太郎くん」などと子どもさんやお孫さんのお名前も書いてくださいます。出産祝い、誕生日プレゼント、就職・進学で遠くへ出られたお子さんへのプレゼントにも。
ご予約の受付は12月17日土曜日まで!
こちらのフォームからどうぞ!
サインをご希望の方は、上記の申し込みページをクリックいただき、以下の欄に宛名を入力ください!
(※宛名は不要、サインのみ希望の場合はその旨ご記入ください)
(※この欄が空欄の場合は、サインは入りません)
または
燦燦舎(さんさんしゃ)
電話099-248-7496
FAX 099-248-7596
まで、
『かごしま食歳時記 上巻 一月から六月の料理』(税込定価2,310円)
( )冊予約
お名前(フリガナ)
ご住所 〒
お電話番号
サインの宛名
『『かごしま食歳時記 下巻 七月から十二月の料理』(税込定価2,310円)
( )冊予約
お名前(フリガナ)
ご住所 〒
お電話番号
サインの宛名
以上をお知らせください。
【こちら、必ずお読みください】
- お届けは申し込みから12月20日前後を予定しています。郵便の状況で前後する場合があります。
- 発送はポスト投函です。到着日の指定はできません。
- お支払いは到着後に郵便振替か、銀行振込にて。ショッピングカートから購入の場合はクレジットカード決済も可能です。
- 同一の巻を2冊以上ご予約の方も、1冊のみサイン入りとなります。複数冊にサインご希望の方はその旨ご記入ください。(※例:上巻を2冊予約しても、サインは1冊だけに入ります)
- ご不明な点、お問い合わせは上記燦燦舎までお気軽に!
『かごしま食歳時記 上巻 一月から六月の料理』
(税込定価2,310円)
千葉しのぶ
写真:エンガワスタジオ&峯下清孝
絵:さめしまことえ
発行:燦燦舎
刊行予定:2022年12月下旬
定価:2,310円(税込)
A5判、並製、232頁
『かごしま食歳時記 下巻 七月から十二月の料理』
(税込定価2,310円)
千葉しのぶ
刊行予定:2022年12月下旬
定価:2,310円(税込)
A5判、並製、240頁
収録されている料理
【上巻】
一月
がね/七草がゆ/げたんは/豚みそ/肉のみそころばかし/いもんせん揚げ物 など
二月
鶏飯/フキノトウみそ/つけあげ/ツクシの卵とじ/ふくれ菓子/もんこんなます など
三月
キビナゴの菊花盛り/桜もち/ツワの佃煮/茶節/いなりずし/カブのみそ汁 など
四月
タケノコの天ぷら/カツオのたたき/パンの耳のかりんとう/イワシの丸干し弁当 など
五月
あくまき/ぢゃんぼもち/かからん団子/梅酒/サバ缶の煮物/カッパ焼き など
六月
田植え団子/鮎めし/ひら/ふっかん/トビウオの干物の煮物/あずきミルクアイス など
七月
ニガウリの卵とじ/ヘチマのみそ炒め/冬瓜の酢の物/つあんつあん/塩サバの弁当 など
八月
落花生豆腐/精進煮しめ/はなつまんだご/かいのこ汁/白ナスの田楽/淡雪羹 など
九月
さつまいもの天ぷら/しんこ団子/里芋のきぬかつぎ/ショウガの佃煮/栗おはぎ など
十月
シイタケのから揚げ/そばがき/ツキヒガイの醤油焼き/大学芋/おにぎり など
十一月
芋こんにゃく/秋太郎の刺身/ムカゴのかき揚げ/しめサバ/魚田楽/あわんなっと など
十二月
煮しめ/ねったぼ/そまげ/鶏のごて焼き/柚餅子/おとしいれ/そばずい など
新刊! 東川隆太郎&さめしまことえ『鹿児島田の神すごろく そしてちょこっと宮崎へ』! サイン本キャンペーンです!!
ようやく、ようやくの発表です。
MBCの人気番組「てゲてゲ」の名物コーナー「田の神さあクエスト」で鹿児島中の田の神を探しまわっている、
東川隆太郎さんの最新作!
東川隆太郎&さめしまことえ作、
NPO法人かごしま探検の会監修、
『鹿児島 田の神すごろく そしてちょこっと宮崎へ』できました!!!
めでたいっ!!!
みなさまは、「田の神」をご存知でしょうか?
鹿児島市 川上の田の神。燦燦舎のご近所です!
田の神は文字通り田んぼの神様。鹿児島県と宮崎県の一部に見られる独特のものです。
鹿児島の人びとは、稲作に適さないシラス土壌で困難に立ち向かいながら米を作ってきました。旧薩摩藩の税率は高く、台風も常に襲来する地域でもあり、大変な苦労を重ねてきたのでしょう。
そんな薩摩の人びとが豊作や子孫繁栄を願って作ったのが田の神です。
江戸時代中期のものが多いのですが、令和になっても作られることもあり、その数はなんと2000体!を超えます。
そんな田の神にハマりにハマり、すごろくにしたいと言ってこられた御仁がこちら!
みなさまご存知ですね。まち歩きの達人・東川隆太郎さんです。
撮影:竹原勇輝さん
ということですごろくを広げていきましょう~。
まずは箱!
目立つ! 姶良市の触田の田の神をメインに据えました。田の神の顔面の赤さが梅干しみたいでめでたい!
始める前に、このパッケージをまずは立たせましょう!
立て! 立つんだ田の神!
勝手には立たないので(笑)田の神の後ろになんかを置きます。
立った! 田の神が立ったよ!
ティッシュの箱がいちばんおすすめです(燦燦舎調べ)
すごろくの最中に鼻水が出てもすぐ拭けます。
コマはこんな感じです。田んぼにまつわる動物たちとカカシ。かわいいですね。
筆者は巳年なので、ヘビがお気に入りです。
鹿児島県本土の全市町村と、沖永良部島、屋久島、そしてちょこっと宮崎県を回っていきます。地名にもやたらと詳しくなれますね。
うむっ!? このマスはなんだ!??
「スーパー田の神カードをオットる」!!!
このマスに止まり、ミッションを達成したらなんとこの「スーパー田の神カード」がもらえるのです。キラキラしてます!
「スーパー田の神カード」を持っている間は、サイコロの出た目の2倍!進めるのです!!!
しかし、他の人が「スーパー田の神カードをオットる」のマスに止まったら、スーパー田の神カードはその人に取られてしまいます。つまり、スーパー田の神カードをオットり合いが勝負の鍵を握るのです!!!
「田の神オットイ」とは、豊作の地域の田の神を、他の集落の人たちがおっとる(盗む)という習俗です。とったりとられたり、大らかと言えば大らかですよね笑
スーパー田の神のオットリ合戦で盛り上がっていると、
うむっ!? このマスはなんだ!??
「イベントカードを引く!」
所々にあるイベントカードのマス。ここに止まったら、うらがえしてある「イベントカード」を引きます。
「田の神に会いに行く。元気になって5すすむ」
「道路拡張により移動させられる。8もどる」
「田の神さがして道に迷う。1回休み」
などなど、悲喜こもごも、ハプニングが続出します!
(どっちかと言えば「悲」が多いです)
燦燦舎社内にて、このすごろくのテストを繰り返した結果、「イベントカードを引く!」マスがかなりどきどきする!ということが判明しています。
どうぞ皆さんで泣いたり笑ったりしてくださいね。
もちろんおまけ小冊子もついてきます!
すごろくに登場する55の田の神完全解説。
豪華28ページ、オールカラー!
原口泉先生、大木公彦先生による「刊行に寄せて」も必読です。
田の神、それにしてもなんでこんなにおかしいんですかね。
こんなのとか
こんなのとか
こんなのとか
編集作業ですごろく開げるたびに笑って元気になれました。
鹿児島の武士の歴史は記録が多く残されていますが、庶民の歴史を表したものはあまりありません。田の神は、紛れもなく鹿児島の庶民の文化です。
鹿児島の先人たちが、稲が順調に育ってほしい、地域が豊かで穏やかであってほしい、そんな願いを込めて作られた田の神たち。
遊んだら笑って元気になって、仲良くなれるすごろくです。
どうぞお楽しみに!
ということで、
12月17日頃の刊行に先立ち!
サイン本キャンペーンを敢行します!
本ブログから『鹿児島田の神すごろく そしてちょこっと宮崎へ』をご予約いただいた方だけに!
「東川隆太郎、さめしまことえが、あなたのためにダブルサインします!!!」
内容は極めてシンプル!
このブログから『鹿児島田の神すごろく そしてちょこっと宮崎へ』をご予約いただいた方だけに、東川隆太郎さん、さめしまことえが、あなたの宛名を入れてサインを書いてくださいます!!!
例えば「燦燦舎 鮫島亮二さま」とか、「なんとか幼稚園◯◯さま」「なんとか商店 CEO何なにさま」などなどと、ご希望であれば屋号やグループ名、社名、肩書き、ペンネームなども書いてくださいます。
これはうれしい!!!
もちろんプレゼントにも、最高ですね!
「さんさん子ちゃん」「燦燦太郎くん」などと子どもさんやお孫さんのお名前も書いてくださいます。出産祝い、誕生日プレゼント、結婚祝いなどにも。最高の縁起物です。
ご予約の受付は12月17日土曜日まで!
こちらのフォームからどうぞ!
サインをご希望の方は、上記の申し込みページをクリックいただき、以下の欄に宛名を入力ください!
(※宛名は不要、サインのみ希望の場合はその旨ご記入ください)
(※この欄が空欄の場合は、サインは入りません)
または、
燦燦舎(さんさんしゃ)
電話099-248-7496
FAX 099-248-7596
まで、
『鹿児島田の神すごろく そしてちょこっと宮崎へ』(税込定価1,870円)
( )冊予約
お名前(フリガナ)
ご住所 〒
お電話番号
サインの宛名
以上をお知らせください。
【こちら、必ずお読みください】
- お届けは12月20日ごろを予定しています。郵便の状況で前後する場合があります。
- 発送はポスト投函です。到着日の指定はできません。
- お支払いは到着後に郵便振替か、銀行振込にて。ショッピングカートから購入の場合はクレジットカード決済も可能です。
- 2冊以上ご予約の方も、1冊のみサイン入りとなります。複数冊にサインご希望の方はその旨ご記入ください。
- ご不明な点、お問い合わせは上記燦燦舎までお気軽に!
『鹿児島 田の神すごろく そしてちょこっと宮崎へ』
監修:NPO法人かごしま探検の会
作:東川隆太郎&さめしまことえ
発行:燦燦舎
刊行予定:2022年12月下旬
定価:1,870円(税込)
【セット内容】
・すごろく本体
・スーパー田の神カード
・サイコロ・コマ
・イベントカード
・田の神すごろくの手帖
・すごろくの遊び方
箱入り
新刊作っています。田の神、そしてけせんだんご。
久しぶりのブログ更新です。。。
という書き出しが毎回になってしまって反省、そしてまた繰り返し。
毎日ブログ書いてる人とかどうしてるんでしょうか。
俺も「おはようございます。」、そして写真一枚。みたいな芸能人方式をとった方がいいのか、と悩んでいます。
新刊を作っています。
年内刊行!!!(もう11月も3日)
しかも3冊同時!!!(まだ入校できてない)
田の神さあです。
けせんだんごです。
さてさてそんな焦りで寝付きも悪い毎日です。
今日は上の小学6年2人は釣りに行って、下の小1は休み。
わたしはコツコツ新刊の組版。
妻は仙巌園に本の販売。
小1が段々とヒマを持て余してきたのでツタヤに行ってクレヨンしんちゃんのDVDを借りました。そして小学6年2人が釣ってきた魚を捌かなければなりません。
子どもを抱えながら家で仕事するって難儀ですね。
しかしあと少し。あと三つくらい山を越えたらなんとかフィニッシュではないでしょうか。
燦燦舎全社を挙げて(つまり家族で)きばります。
いい本になります。ご期待ください。
つくしゆか
『極度の心配性で苦しむ私は、強迫性障害でした‼︎』もおかげさまで好評です。
県外からのご注文も多いです。
こちらからお買い求めください。
つくしゆか『極度の心配性で苦しむ私は、強迫性障害でした‼︎』※サイン本キャンペーンは終了しています
久しぶりのブログです。
というか、燦燦舎、大変大変久しぶりの新刊です!
今回はなんと、、、燦燦舎初の、マンガです!!
つくし ゆか さん作の、
『極度の心配性で苦しむ私は、強迫性障害でした‼︎』
作者のつくしゆかさん。写真はHIROCK manさんです!
皆さんは「強迫性障害」ってご存知でしょうか?
ドアが締まったか不安で1時間もドアをガチャガチャする。しまいには手から血が出る、
家が燃えてるんじゃないかと思って職場から戻る、
車を運転してたら人をひいたかもしれない!と思って現場確認する、、、
本人もおかしいと思っているけど確認をやめられず、生活に支障が出る。
強迫性障害は、そんな病気です。
WHO(世界保健機関)の報告でも生活上の機能障害を引き起こす10大疾患のひとつ、とされていて、サッカー元イングランド代表のデビット・ベッカム氏もこの病気だったことを告白しています。
なんと、日本でも100人に1人から2人がこの病気に苦しんでいるそうです。
つまり、100万人以上!
若い年代で発症することが多く、小学生から悩む子どももいます。
作者のつくしゆかさんも19歳のときに発症。
医師から診断を受けるつくし
謎の生物ハックン。こいつが心に巣食ったのが悪夢の始まりだった
職場ではダメ人間のレッテルを貼られ、
転職もうまくいかず、
プライベートも散々。。。
本書ではつくしさんが強迫性障害を抱えながらも治癒を目指し、
ぶつかり、あがき、また落ち込み、自暴自棄になり、それでも生きる姿が描かれます。
では、これまでは郷土の本を多く出版してきた燦燦舎がなぜ、
突然マンガを出すことになったかというと、
つくしさんの描く本書が、マンガとして面白かった! これに尽きます。
今回はつくしさんから燦燦舎に出版依頼があったのですが、
正直、お話をいただいたときは「出すのは難しいだろう」と思っていました(すいません!)。
しかし、原稿に目を通してみると、
グイグイ引き込まれる。感情が揺さぶられ、主人公にシンパシーを抱いてしまう。
「マンガとしてのレベルが高い。出したい!」
と、出版の運びとなりました。
生きていけるかどうかという本当に深刻なテーマですが、
つくしさんはそれを見事にギャグに昇華されて描き、
笑っていいのかわからないけど笑ってしまうのです。
KONOZAMA -Tシャツ(笑)。つくしのTシャツも要チェック!
パタスコラッ ってなんやねん。擬音もいちいちおかしい
つくしさんがどのようにしてこの病気を克服されたのか、
それについては、是非本書をご覧ください。
強迫性障害で苦しまれている方々にとって、
そしてご家族や一緒にお仕事をされている周りの方々にとって、
本書が支えとなり励みになってほしい。
100人に1人発症してしまう病気。
きっとみなさんの周りにも苦しまれている方がいます。
多くの方がこの病気を理解する一助となってほしい。
そう願って刊行します。
最後に、本書の解説を執筆くださった「くらのメンタルクリニック」の倉野裕院長の文章を一部抜粋します。
「本来なら人に話すのをためらうほどの悲惨な症状を、ユーモアを交えて余すところなくさらけ出した」
「この本は強迫性障害だけではなく、様々な精神疾患を乗り越える道標になる可能性を秘めています」
お申し込みは以下まで。
全国送料無料でお届けします!
※以下、サイン本キャンペーンは9月30日で終了しております。
漫画家つくしゆかさんのデビュー作。
そして燦燦舎としても新たなチャレンジです!
ということで燦燦舎恒例、新刊サイン本キャンペーンを開催します!
『極度の心配性で苦しむ私は、強迫性障害でした‼︎』
作者の つくしゆかさんが、
あなたのためにサインします!
イラスト入りです。かわいい!
もちろん宛名も書いてくださいます!
「燦燦舎 鮫島亮二さん」とか、
ご希望であれば屋号、社名、肩書きなどもOKです!
ご予約の受付は9月25日日曜日まで!
好評のため、
9月30日金曜日まで延長しました!!
ご予約はこちらの申し込みページからどうぞ!
日本全国送料無料です!
サインをご希望の方は、上記の申し込みページをクリックいただき、以下の欄に宛名を入力ください!
(宛名は不要、サインのみ希望の場合はその旨ご記入ください)
または、
燦燦舎(さんさんしゃ)
電話099-248-7496
FAX 099-248-7596
まで、
『極度の心配性で苦しむ私は、強迫性障害でした‼︎』(税込定価1,430円)
( )冊予約
お名前(フリガナ)
ご住所 〒
お電話番号
サインの宛名
上記を記入してご連絡ください。
【こちら、必ずお読みください!】
- お届けは申し込みから1週間程度を予定しています。郵便の状況で前後する場合があります。
- 発送はポスト投函です。到着日の指定はできません。
- お支払いは到着後に郵便振替か、銀行振込にて。ショッピングカートから購入の場合はクレジットカード決済も可能です。
- 2冊以上ご予約の方も、1冊のみサイン入りとなります。複数冊にサインご希望の方はその旨ご記入ください。
- ご不明な点、お問い合わせは上記燦燦舎までお気軽に!
こちらがカバーです。デザインはことうのぞみさん! 蛍光の特色がカッコいいです!
『極度の心配性で苦しむ私は、強迫性障害でした‼︎』
作者:つくしゆか
装丁:ことうのぞみ
発行:燦燦舎
定価:1,430円(税込)
ISBN:978-4-907597-12-2 C0079
目次
第1章 窮屈な世界
第2章 謎の生物ハックン登場!
第3章 強迫性障害になりました
第4章 生まれてこなければよかった
第5章 「今」を生きる
第6章 色とりどりの世界
エピローグ つくしのその後
解説 つくしさんと強迫性障害(倉野裕)
その他コラム
作者プロフィール
つくしゆか
1984年福岡県生まれ。
大分県の看護学校を卒業後、看護師として病院や介護施設にて働く。
2019年、結婚を機に鹿児島県へ移住。
現在はエッセイ漫画家、イラストレーター、ハンドメイド作家として展示会やイベントに多数参加している。
2019年第7回かごしまクロデミー大賞受賞。
写真:HIROCKmanさん
つくしゆかさんの個展も開催されます!
9月19日から25日まで!
→(9月26日追記:こちら、大盛況のうちに終了しました! つくしさんおめでとうございます!!!)
拓本職人・石原正信さんに話を聞いてみた。西田橋の拓本全面公開します!!!
出版社のブログですが、またまた本とは関係のないブログです。
ですが、まずは本題に入る前に、ロシアのウクライナ侵攻に反対します。
戦禍が一刻も早く去り、一人でも多くの命が助かることを心から願っています。
さて、
出版社のわたしが自社の本の宣伝もしないで何をしているかというと、こちらです。
「西田橋の拓本全面公開」!!!
こちらの開催に関わっているところなんです。
江戸期の薩摩、肥後の名工・岩永三五郎の指導で架けられた「五石橋」ですが、1993年の8•6水害で新上橋と武之橋が流失しました。
その後、県によって撤去されようとする西田橋を、「西田橋をなんとか残したい」という市民の手によって採られた拓本を展示するのが今回の機会です。
では、「拓本」って一体なんなんだ!??と皆さんお思いですよね。
拓本。
「ちょっと君、急いで拓本取っといてや」などとビジネスや日常生活の場では使われない言葉です。
そんな全県民の疑問を解消すべく、名山のレトロフトMuseoまで、拓本作業の実践者である石原正信さんのお話を聞きに行きました。
こちら石原さん。御年81! 昭和15年のお生まれだそうです。元気すぎるのとその記憶力に脱帽です
こちらはレトロフト! 2階がギャラリー。有機野菜レストラン森のかぞく、古書店リゼットも入っています。大好きです
こちらフライヤー! ナイスですね。
レトロフトオーナーの永井さん。「しなやかな反旗」という名言を胸に活動されています。鹿児島の賢人と思っています。
石原さんによる、拓本の原理はこうです。
石橋に、濡らした紙を貼り付ける。(といっても、ただの紙ではなく、夾宣紙という特殊な竹でできた紙。サイズは70cm×90cm、大きいです)
ブラシで叩く。紙に石橋の型(凹凸)をつけます。
わかりやすいように実際にやってみせてくれる石原さん。紙に形をつけていきます。時計がかっこいいです。
当時の作業の様子。文字通りしがみついての拓本採り! 石橋の高さは9.5メートル。落ちたらただごとじゃありません
「タンポ」と呼ばれる道具で墨をつける。(松脂やオリーブオイルを混ぜた「油墨」を塗るそうです)。イベント当日はインクで代用しました。
こちらが「タンポ」。「アベノマスクで作ってきました」とはにかむ石原さん。所々ぶち込んできますので、聞き逃せません。
紙の凸の部分に墨が乗る。
これが「湿拓」という作業だそうです。
小学生の頃、五円玉に紙を乗せて鉛筆でシャカシャカしませんでしたか? あの感覚です。
参加者全員も体験。上手にできました!
ちなみに型に使われたのは石原さん手作りのコースター。参加者全員プレゼントだそうです。石原さん、優しい。
と、簡単に書いていますが、それを石橋の撤去作業と競うようにしていくわけです。「撤去が先か、拓本が先か」という決死のレース。
採った拓本は、2000枚といいます。2000枚を、10mを超える危険な足場の上に乗り、一枚一枚採っていくのです。作業は107日間!続いたそうです。
さらに驚愕なのは、拓本の「原本」は非常に貴重であるゆえ、全てにコピーを取ったというのです。
その数は20000枚!!!!!!!
石原さんはその複製作業を2年間、たった一人でされたのです。
職場で考えたら労働基準法違反で訴えられるレベルです。
しかし、石原さんは何の苦労でもなかったように語るのです。
さらには石原さんは、「普通のコピー用紙だと、石橋の凹凸の感じが出ないんです。なので、和紙を切ってコピーしました」と言われました。
出版人として、紙の質感の重要性はよくわかっています。しかし、いわゆるエンボスの効いた紙、質感のある紙はコストが上がります。ついでに、和紙を20000枚カットするだけでも凄まじい作業です。和紙だけに埃・チリも出ます。コピー機が2台ぶっ壊れたそうです。当たり前です。
誰に言われてやるわけでもないけど、品質のいいものを世に残す。ここに職人の矜持を感じるのです。石原さんは一言もそんなふうにはおっしゃらないのですが。
何が石原さんをそうさせたのでしょうか。
「縦9•5m、全長57m、尋常じゃないサイズの拓本を作るなんて、一体誰のアイデアだったんですか?」と素朴な疑問をぶつけてみました。
「あぁ、あれはねぇ、野ぞえ先生です」
!!!
この男だったのか!!!!! 写真は若き日の野ぞえ先生です。
野ぞえ宗男先生。先日市立美術館で「野ぞえ宗男と桜島展」を大成功させた画家です。
あまりにも絵がうまくて、わたしは会期が終わってからいろんな絵を見るたびに、「あ、野ぞえ先生の絵は全く別次元のものだったんだ」と改めて思うようになりました。
会期中の野ぞえ先生と奥さま。右が展覧会の実行委員長・大寺聡さん! 今回の西田橋展示の実行委員長でもあります!
やはり、どの世界にも「この人が言うならやるしかねえ」と人心に火をつける剛腕が必要なんですね。(野ぞえ先生は比喩じゃなく実際に剛腕なんですが。今も腕がめちゃくちゃ太いです笑)
野ぞえ先生のアイデアのもと、3000人の市民により採られた拓本。
そして、西田橋の拓本を、はたから見れば狂気としか表現できない作業で複製した石原さん。
しかし、わたしは石原さんの話ぶりを聴きながら、いわゆる市民運動のシーンにいる方々と決定的に何かが違う。と思いました。(筆者も実は市民運動どっぷりの人間です)
「石原さんは、そもそもなんで西田橋の拓本の作業に加わられたんですか?」
とまた質問をぶつけてみました。
「あぁーー、そいはね、温泉に行く時、ラジオで聞いたのよ。西田橋のぉ、なんかねぇ、面白そうなのやるって。わたしは貼り屋(内装業をされてたそうです)だったから。貼るのは手伝えるな、っち思うて。たぬき温泉に行く時だったですね。はっはっは」
驚きで一瞬声が出ませんでした。
たまたま温泉(たぬき湯)に行く時にラジオで聞いた。
自分は技術を持ってたから役に立てると思って参加した。
2年間で20000枚の複製作業を一人でやった。
石原さんは、すべてをこともなげにおっしゃるのです。
誰だって、「自分はこんな苦労をした。だからこれは素晴らしいものだ。価値があるのものだ」と言いたい。私も言いたい。
石原さんは、そんなことを一言も言わないのです。
淡々と、決して眉間に皺もよせず、あの日々を思い出し、鹿児島弁で語られる。
若い友人は石原さんをして「利他の人だ」と言いました。
それほど若くない友人は「天使のようだ」とも。
いかに自分をブランド化することに人びとが腐心してる世です。
石原さんの存在は真の意味で宗教的なのかもしれません。
無数の市民が石橋にしがみつき、取り憑かれたように取りついて採った拓本を、石原さんが複製をした「西田橋の拓本」。紙の上に歴史を、人々の血を、意志を刻み残す行為は、出版業を営む者として大いに共感します。
「西田橋の拓本全面公開」。
これがファイナルです。もう見れません。
是非おいでください。
「西田橋の拓本全面公開」
かごしま県民交流センター2階大ホール
AD2022年3月23日(水)~27日(日)
9:00~19:00 入場無料主催 西田橋を拓本で残す会 まちづくり県民会議
協力 鹿児島の歴史と文化を愛するみなさん
会場では石原さんや野ぞえ先生にも会えるかもしれません。是非お話を聞いてみてください
ちなみに石橋トーク、次回3月5日土曜日のゲストはこの方、『かごしま西田橋』『里の石橋453』(南方新社)の著者・木原安妹子さん!
司会の方から「木原さんも石橋について一言どうぞ」と振られたら、「あら~、私は学(がく)がないから何も言えません。足はもうガクガクです」とぶちかましてました。
面白れえ!!!
役者が揃ってきたぜ西田橋!
次回のトークもおいでください!!!
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拓本の公開はクラウドファンディングで資金を募っています。どうぞご協力ください!
あなたの石橋写真展も開催します。『鹿児島偉人カルタ55』の作者・下豊留佳奈さん監修。石橋の写真を送ってください!
雪の八重山に登ったこと。八重山が巨大風力発電で損なわれること。
ものすごく久しぶりにブログ書きますが、出版社ブログにも関わらず、まったく本とは関係ありません笑
先週の2月6日の日曜に、小5男子と小5女子(双子です)と6歳女子の三人を連れて、
子どもたちと山に登るのは実は初めて。
果たして俺は子どもたちを山頂に導けるのか!??
一抹の不安を抱えながら燦燦舎登山隊、八重山(676メートル。低い)にアタック開始です。
八重山公園から見た八重山。ぽっこりかわいいですね。粘度の低い溶岩が固まったので緩やかな形になったそうです
八重山、もういつかわからないくらい昔に一人で登った時があるんですが、けっこう険しい印象がありました。そんときは甲突池登山口から登ったからだったんですが、
今回は八重山公園近くの登山口から登りました。そちらから登るとそんなにキツくないんですよね。おお、これはおっさんでも登れそうだわい、としばらくてくてく歩いていましたが、、、しかし!
アタック開始。余裕をかます少年少女登山隊
起伏が緩やかなせいで、6歳児がだんだんと飽き始める!
アメをあげよう。
とうちゃんがリュックを持とう。
抱っこをしよう、などなどと懐柔政策を取りながらなんとか歩みを進めます。
(これは登れんかもしれん)と不吉な予感がしてきたところ、
上からパラッ、パラッ、と何かが落ちてきました。
氷です。
樹上が凍っていたのが、太陽熱で溶けて落ちてきたんですね。
そんな音、山を登ってきて初めて聴きました。
手に乗せればすぐに溶ける氷。
儚いですね。だけどきれいです。
鼻くそ、ではなく雪を父親につけようとする少女
そう言えば、降りて来る登山客の皆さんから「上に行けば雪だよ!」と声をかけていただいていました。こんな快晴なのに?と訝しんでいたのです。
ですが、登っていくにつれて雪の姿が現れる。
子どもたちもとテンションアップして、雪に足を踏み入れる。
(靴がぐしゃぐしゃになるよ〜という親父の心の声)
山頂付近は鹿児島とは思えない雪景色でした。
ああもう、これだけでも子どもと来た甲斐があったな、と。
雪と苔
雪の精のようなわたしの娘。かわいいです
拍子抜けするくらいの緩やかさを保ったまま、山頂に到達。
我等燦燦舎登山隊は登頂に成功しました。
90分くらいかかってしまったけど、隊員が無事で何よりです。
山頂では妻が握ってくれたおにぎり(いつもありがとうございます)と、茹でたソーセージ、インスタントの味噌汁。日々野鮎美(『山と食欲と私』信濃川日出雄)のように山頂グルメを子どもに披露したいとこではありますが、これだけでも無上にうまい。
ひとしきり雪合戦して、桜島に向かって吠えます。(「ヤッホー」「オッケー」「オケツー」などと叫ぶ。長男作の「お尻から作られる、天然ガース!」が一番傑作でした)
いい時間になってきたので、緩やかな下り坂を、おしゃべりしながら降りました。
登山っていいなあ。家族いっしょだともっといいです。
雪を親父にぶつけてくる少年。やめれ
帰りにスパランド裸・楽・良(考えてみりゃ変な名前です。ららら でよくねえか、と)で温泉に入って終了! ありがたい休日だったなあ、、、
で終わりたかったんですが、この話には、まだ続きがあるのです。。。。。
昨日の2月12日、友人から「是非いっしょに来てくれ」と誘われた説明会。
配布資料
事業者は日本風力エネルギー株式会社。親会社はシンガポールの会社だそうです。
高さ最大153m(アミュプラザの1.5倍!)の風力発電機を9基、八重山を中心に設置する計画ですが、合計して平川動物園並!の広さの土地を切り開くということです。
山登りルートに沿って建つようなレイアウトですね。
事業所の説明に際し、地元の方の不安の声が上がります。
ある人は騒音が不安で、いちき串木野羽島の風力発電が建設されている付近に聞き取りに行ったそうです。「特に夜がうるさくて眠れない」という方がいらっしゃるとのこと。
事業者からはいかに音が静かだ、生活音と変わらない、との説明があるのですが、「で、結局音はするの?」と問われたら「音がしないとは言っていない」とのこと。
日本には今回の計画と同等のサイズの風力はまだないらしく、他県で建設中とのことです。
「他のところが建って検証してからにすれば」との意見も。もっともです。
ある女性からは「大雨や土砂崩れが心配」という意見も上がりました。
事業者からは「最大限の対策をしています。しかし絶対大丈夫とは申し上げられない」とのこと。正直ですね。
自分が心配だったのは景観でした。
地元の方から「準備書では、写らないとこからしか撮ってないじゃないか!」と怒りの声が上がりました。
そうなんです。おかしいと思っていたんです。
地元の方々しかいない公民館で、あんた誰?という完全アウェーのなか、自分も挙手をしました。
筆者「この山頂公園は、登りきって最後に桜島とか見える、あの眺望の素晴らしい場所ですよね?」
日本風力エネルギー株式会社「そうです!」
ページ左上の方です。山頂公園。登山の最後に桜島に向かって叫ぶことができます
拡大図。ブレード旋回範囲がほぼ山頂公園にかかっています
筆者「ここは登山客がいちばん楽しみにしているクライマックスのような場所ですが、ものすごく近くに風車がありますよね。ここからどのように風車は見えるのでしょう?」(ブレードが広場真上をかすめるくらい近いです。怖いわ)
日本風力エネルギー「・・・えー、調査をした日本気象協会さん、いかがでしょうか?」
日本気象協会「こちらからの見え方については調査をしてません」
筆者「!!!(一瞬絶句)。えーっと、登山をしてもっとも大事な場所からの景観が検討されていないのには理由があるのでしょうか?」
日本気象協会「調査が足りませんでした。今後検討します」
!!!(絶句2)
なんというか、開いた口を閉める術を教えっくれ、ちゅうやつですね。
日本風力エネルギーの担当さんは登山が好きで八重山も何度も登っているとのことでしたが、何を考えているんでしょう。
事業者の準備書の「景観」の欄をを見てみると、ほとんどの場所から「発電機は見えない」ことになってるんですよね。
これ。
ここもそう。
ここも見えない。
見えんとこから撮ってるだけじゃねえか!と叫びたくなります。
ここまでくると、「山頂公園が外されていた件」にも恣意的なものを感じます。
準備書においては、八重の棚田からだけが大きく見える。となっています。
準備書より。赤線は筆者
こちらは事業所による準備書ですが、景観を評価するための垂直視野角という指標があります。八重の棚田からは7.6度。すでに「上限か」とされる6度を超えていますね。(上記図赤線を参照ください)
再度質問をしました(だけど最後の最後に回されて、なかなか質問させてくれませんでした。早速要警戒リストにノミネートされたんでしょうか)。
筆者「この山頂公園からの垂直視野角は何度ですか? だいたいの予想でも構いません」
日本気象協会「・・・・・・・いまはわかりません」
その時、参加者さんから「自分が計算したら69度だった!」とのお声が。
もちろん正確な計算をしなければわかりませんが、
しかし、八重の棚田よりもはるかに近い場所に建つわけですから、見上げるような大きさであることは間違いありません。
というか近すぎる。
山頂から撮った風速計です。これでも60m。風力発電機は2.5倍の150メートル!
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22年2月14日 追記
読者さんから「県の風力発電ガイドライン」というものがある、と教えていただきました。
こちら一部を抜粋します。
ウ その他,周囲の景観との調和を図ることとし,特に次の点に留意すること。
(ア) 位置については,山の稜線を乱さないようにすること。
・「地域固有の景観」とは,道路その他の公共の場所から公衆によって容易に望見される 景観で,地域内外で一定の知名度を有する,又は地域住民が特別な愛着を持っている,
地域の代表的な景観をいう(山並みや海岸線など)。
鹿児島県/「鹿児島県風力発電施設の建設等に関する景観形成ガイドライン[Q&A]の改定」について
稜線を思いっきり乱している気がします。ガイドラインに引っかかるのではないでしょうか。
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八重山ですが、子どもと登って感じたのは、行き交う登山客の多さでした。
犬の散歩で毎月来る、子どもを二人連れたお母さん、年配のご夫婦。
それぞれが真冬の雪に笑みを浮かべ、心地よく疲れる。
大した装備もいらないので初心者も登れる。
子どもにもじいちゃんばあちゃんにも、やさしい山です。
決して派手な観光地ではありませんが、登ってみてしみじみと、鹿児島の宝だと思いました。鹿児島市民の共有財産であり、愛されている山です。
景観、準備の杜撰さ、説明の乏しさ。
事業者からは地域を分断してなんとしてでも開発をしようという意図すら感じます。
山頂から見上げた空は、空だけであってほしいのです。
燦燦舎 代表 鮫島亮二
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2月14日締め切り! というか明日? しかも郵送のみ受付? メールはないのか?
受け付ける気があるのか? という気がします。
準備書を読み込まなくても、「不安だ」とか「反対」だけでも十分な意見です。
みなさま是非出してください。
こちらは鹿児島市ホームページから転載!
住所、氏名、環境の保全の見地からの意見を記入の上、縦覧場所に備え付けの意見書箱に投かん、
または、日本風力エネルギー株式会社薩摩事業所へ郵送
〒896-0046鹿児島県いちき串木野市西薩町17-41
令和3年12月23日(木曜日)から令和4年2月14日(月曜日)まで
当日消印有効
詳しくはこちらは事業所のホームページを!
(仮称)日置市及び鹿児島市における風力発電事業環境影響評価準備書の縦覧について - ヴィーナ・エナジー (Vena Energy)
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燦燦舎は鹿児島の小さな出版社です。