鹿女短の学生さんたちと、紙芝居「西郷さんと大豆の豆助」を作りました。
去年に続き、今年も鹿児島女子短期大学、食物栄養専攻の学生さんと一緒に
「食育の紙芝居づくり」を行いました。
去年は「お米」でしたが、今年は「大豆」がテーマ。
そこに依頼主の鹿女短教員・千葉しのぶさんからのお題「鹿児島の風土」「歴史上の人物」を入れて、まずはざっくりとした骨組みを燦燦舎がつくります。
鹿児島のシラス台地について、薩摩義士のお話、西郷隆盛について、そして、物語を作る上でのポイントを解説します。
社長最近のお気に入り、焼津の「魚河岸シャツ」。涼しいんだって。
授業の後は、学生さんたちへ宿題。
物語を作ってもらいます!!
全員に物語を発表・提出してもらったあと、燦燦舎に持ち帰ってみんなの台本を合体!!!!
良いシーンをくっつけたり、セリフを入れたり、内容を付け足したり、悩んで悩んで、台本が完成!!
「西郷さんと大豆の豆助」
舞台は明治8年ころの鹿児島。
畑で育つ、大豆の豆助。
まめに働く畑の主の青年に、今日も気さくに声をかける西郷隆盛。
しかし、毎年のようにやってくる台風を心配する青年。
そこに、かつて木曽川の堤防を築いた薩摩義士の子孫が登場!!
村人たちは協力して堤防を築く。
そこに迫る大型台風。
豆助の運命やいかに!?
はたして、畑を、村を、守ることができるのか!?
我ながら面白い内容に仕上がりました~~。
完成した台本に、私さめしまことえがイラストをつけま〜す。
ここからは、燦燦舎と生徒さんと4日間の共同作業。
下絵をもとにみんなで紙芝居を作ります。
画用紙をちぎってのりでペタペタ。
こういう作業って最高に楽しいよね〜って思っていたのは、講師の私だけで、20人以上いれば得意な人と苦手な人といるようです。栄養専攻だもん、そりゃそうだ。
ではなぜ紙芝居をやるのか!? 自問自答しながら行う学生さんたち。
田んぼの神様、「田の神さぁ(タノカンサア)」もできました。にっこり。
そして翌日。役者・役割分担を決めて、発表の練習開始です。
今年は紙芝居朗読の指導に、以前演劇をされていて、元音楽教諭、現在はピアノ講師の船倉弘恵さんをお招きしました。
紙芝居の基本的な考え方を、楽しく教えてくれる船倉さん。
専門家の指導は違いますね! 燦燦舎も目から鱗でした。
はじめは台本を読むことに必死だった学生さんたちも、
徐々に顔を上げて演技ができるようになってきます。
豆役、カラス役、西郷さん役、老人役など、それぞれの個性が出てきて、楽しくなってきました!!
台本には、鹿児島弁もたくさん登場します。
苦労する学生さんに、「栄養士になったら、調理場で働く鹿児島弁のおばちゃん達とも仕事するのよ〜」と話す船倉さん。
紙芝居を「めくる」人もとても重要です。
サッとめくるかゆっくりめくるか・・・何度も練習します。
翌日は、味噌作りのシーンで登場する歌と踊りの練習です。
茶わんむしの歌の替え歌で「 ♪ うんまか味噌をつくりもんそ ♪ 」
ここにきて学生さんたちの本領発揮!!
「味噌を作る工程」の歌詞を作るチーム、振り付けを作るチームに分かれて、みんなを指導します。
さらに、豆たちが登場するという演出も加わります。
マーメマメ!マーメマメ! ソイヤソイヤ!ソイヤソイヤ!
それぞれの役作り。
苦労した鹿児島弁のセリフ。
味噌づくりの歌、踊り、演出。
有名だけどあんまり知らない西郷隆盛や薩摩義士について。
大きな声で、人前で演技すること。
学校生活の中の、たった数日間だったけど、はじまる前と後で、何か変化はあっただろうか? 将来、それぞれの道を歩む中で、何かの時にこの授業を思いだしてくれたらいいな。
あら良いお顔!
お披露目は、11月12日(日)の「食育フェスタ」@鹿児島女子短期大学です!!
鹿児島女子短期大学生活科学科食物栄養専攻有志による食育紙芝居
「西郷さんと大豆の豆助」見に来てくださいね!!!
(さめしまことえ)