燦燦舎のブログ

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新刊です! 『新聞から読み解く「鹿児島の近現代」』サイン本キャンペーン!

2026年秋の燦燦舎の新刊は、自信作です。

『新聞から読み解く「鹿児島の近現代」』!

新聞から読み解く「鹿児島の近現代」 - 燦燦舎(さんさんしゃ)|鹿児島の小さな出版社

 

 

 

執筆いただいた「鹿児島の近現代」教育センターのみなさま。左上から江山先生、中嶋晋平先生、日髙優介先生、丹羽謙治先生、鈴木優作先生です!

 

 

昨年の秋ごろ、鹿児島大学法文学部附属「鹿児島の近現代」教育センターさん(以下、近現代センター)から本書の出版依頼をいただきました。

 

実は、私はこちらの近現代センターさんのXアカウントのファンだったのです。

鹿児島大学法文学部附属「鹿児島の近現代」教育研究センター (@c_kingendai) / X

100年前の鹿児島の新聞記事を毎日のように投稿していて、その記事のインパクト、「こんな事件報道していいのか?」という今の感覚との違い、そして活版印刷で組んだ紙面の力強さを楽しんでいました。

その近現代センターさんからの出版依頼。

しかも原稿を読むと、近年オールドメディアと“揶揄”される新聞の歴史、面白さ、底力を感じる内容。

ここ数年は、SNS全盛の風潮に疑問を持ち、新聞の信頼性がますます高まっていると考えていました。即座に「是非とも燦燦舎で出させてほしい!」とお願いしました。

 

本書は7部・16章にコラム5本で構成されていますが、

まず紹介したいのは「第6部 新聞が伝える人々・社会・時代」から「大正時代の鹿児島」(執筆・日髙優介)です!

この章はまさに上記の近現代Xアカウントのこれまでの投稿をまとめたもの!

「赤ん坊会」で入賞した赤ん坊の写真。確かに強そう!

 

「鹿児島の児童は歴史的読み物を好む」。昔から鹿児島は歴史好きなのか!?

これはあかん! 青年団70人が校長先生を袋叩き! スクールウォーズどころじゃありません。校長大丈夫か???

この見出しはもっとあかん! 大睾丸事件!!! 

などなど、強烈な記事が満載。

現在の倫理観なら絶対に載せられないような見出しが怒涛です(実際に差別用語なども多数出てきます。当時の時代背景を伝えるために書籍にはそのまま掲載しています)

人間は本質的には変わっていませんが、報道のあり方は100年前と現在で大きく変わっています。

以下、本書を見ていきます。

 

第1部 新聞のはじまり(執筆・ 中嶋晋平)

新聞の源流は、江戸期の瓦版。瓦版は象が日本にやってきたニュースや、江戸末期の上野寛永寺での新政府軍と幕府軍の戦いも伝えています。

 

第二部 西南戦争、大正噴火と鹿児島の記者(執筆・ 丹羽謙治)

1877年の西南戦争の頃、すでに新聞は発行されていました。のちの首相となる犬養毅が西南戦争における熊本の惨状を書いています。明治期から現在まで続く鹿児島の新聞の発刊・統廃合の流れもわかります。

 

第三部 天皇が鹿児島にやってきた(執筆・ 伴野文亮)

昭和天皇は戦前、皇太子時代を含めると4回鹿児島に行幸しています。鹿児島の小学生が天皇をどのような存在として捉えていたか、当時の新聞紙面が非常に興味深いです。

 

第四部 鹿児島の新聞小説(執筆・ 鈴木優作)

新聞の連載小説はどのように始まったのか。沖永良部出身の作家・一色次郎が描いた『隠密薩摩相』を深掘りします。 

 

 

第五部 鹿児島の新聞は戦争をどう報じたのか(執筆・ 中嶋晋平、江山) 

日清戦争から日中戦争、太平洋戦争まで、鹿児島の新聞報道を追います。政府が主導し、メディアが加担し、国民・県民が熱狂して戦争に至る構造を知り、現代に活かしたい章です。

 

 

第6部 新聞が伝える人々・社会・時代(執筆・日髙優介)

こちらは前述した章です。

 

第7部 新聞からみた近代鹿児島の街 (執筆・小林善仁) 

天文館の発展、市電はどのように開通したのか。鴨池や鹿児島駅など、人々が集まる街など、近代都市として発展する鹿児島市の姿を読み解きます。

 

他にもコラムが5本、さらに付録として「明治44年の鹿児島地図」もついてきます!

SNSに真偽不明の情報が溢れ、AIの発達により拡散が人の手では止められなくなり、政治や選挙結果にも多大な影響を与えています。

旧来のメディアが「オールド」と揶揄されるこんな時代だからこそ、地に足のついた取材に基づく報道はますます価値を持ちます。

新聞と出版、規模も役割も違いますが、目指すところはほぼ同じと考えています。

本書を刊行できて、大変光栄です。

鹿児島の近現代が満載の本書。どこから読んでも面白い!!!



ということで、10月10日頃の刊行に先立ち!

恒例のサイン本キャンペーンを敢行します!!

『新聞から読み解く「鹿児島の近現代」』をご予約いただいた方だけに! 

なんと!執筆者である「鹿児島の近現代」教育センターの5人の先生方が!!!

みなさんにサインしてくださいます!!!

5人のサインが揃うのは、この機会を逃すと、おそらくほぼ、二度とありません。大変貴重です!

サインの練習中の丹羽先生!

 

サイン本ご予約の受付は2026年10月7日水曜日まで!

こちらのフォームからどうぞ!

san-san-sha.com

 

上記サイトから

「カートに入れる」→サイン希望の方はチェック を押してください。

 

【必ずお読みください】

  • お届けは10月10日以降を予定しています。郵便の状況で前後する場合があります。
  • 発送はポスト投函です。到着日の指定はできません。
  • お支払いはクレジットカード決済か、到着後に郵便振替か、銀行振込にて。
  • ご不明な点、お問い合わせは上記燦燦舎までお気軽に!
  • 日本全国、送料無料です!!!

     

『新聞から読み解く「鹿児島の近現代」』

鹿児島大学法文学部附属「鹿児島の近現代」教育センター編

 

A5判、並製

288ページ、カラー口絵4ページ

ISBN978-4-907597-24-5 

定価(本体2,000円+税)

 

【目次】

第1部 新聞のはじまり

第1章 新聞の誕生 中嶋晋平

コラム1 新聞を通してわかること 中嶋晋平

 

第2部 西南戦争、大正噴火と鹿児島の記者

第2章 西南戦争と鹿児島―城山をめぐる攻防 丹羽謙治

第3章 鹿児島の新聞記者たち 丹羽謙治

コラム2 鹿児島の女性と大学 出口英樹

 

第三部 天皇が鹿児島にやってきた

第4章 日本近代の行幸啓と鹿児島 伴野文亮 

第5章 陸軍特別大演習と鹿児島 伴野文亮 

第6章 第七高等学校造士館・鹿児島高等農林学校と天皇行幸 伴野文亮

 

第四部 鹿児島の新聞小説

第7章 明治期における連載小説の成立過程 鈴木優作 

第8章 連載小説・大屋典一「隠密薩摩相」と鹿児島 鈴木優作 

コラム3 紫雲山人の作品と鹿児島の方言における動詞の活用システム 宮岡大

 

第五部 鹿児島の新聞は戦争をどう報じたのか

第9章 日清戦争と新聞 中嶋晋平 

第10章 言論統制への道 満州事変から二・二六事件 中嶋晋平 

第11章 日中戦争から終戦までの新聞と鹿児島 江山 

第12章 終戦直後の鹿児島と奄美出身者 中嶋晋平

コラム4 戦争の記憶を掘り起こす──戦後鹿児島の人びと 江山

 

第六部 新聞が伝える人々・社会・時代

第13章 大正時代の鹿児島 日髙優介 

第14章 近現代の社会問題 日髙優介

コラム5 島を支える「ディスカルテ」──奄美群島におけるフィリピン人女性たちの挑戦と創造西村知 248

 

第七部 新聞からみた近代鹿児島の街

第15章 繁華街「天文館」 小林善仁 

第16章 人々が集まり賑わう場所 小林善仁

 

鹿児島大学法文学部附属「鹿児島の近現代」教育センター

2022年10月に鹿児島大学に設立。教育研究基盤整備事業と地域マネジメント教育推進事業の二つの柱を立て、旧藩時代から明治・大正・昭和に至る近代化に関する歴史的遺産、地域的特徴のある文化、世界に誇れる自然環境など、鹿児島の地域資源を用いた教育研究活動を推進する。