『39席の映画館』南日本新聞に掲載! 及びお取り扱い店のご紹介
燦燦舎刊行の『39席の映画館』が本日の南日本新聞に掲載されました!
写真もなんとカラー、これを読めば内容がばっちりわかる記事!
さすがです。
取材してくださった南日本新聞文化部さん、たくさん集まってくださったガーデンズシネマ部のみなさんありがとうございました。
開館時の運転資金が10万円。
いつ聞いても圧巻です。
やれば何でもできるね。
映画館をつくる話は映画よりも面白いかもしれません。
『39席の映画館』は鹿児島県内の以下の書店さん、及びガーデンズシネマで販売中です。手に取ってどうぞごらんくださいませ。
ガーデンズシネマでつかえる500円割引券もついてます!
もちろん燦燦舎ホームページからも購入できますよ!
ご注文はこちら!
http://san-san-sha.com/?page_id=127
『39席の映画館』お取り扱いのお店! 敬称略!
ガーデンズシネマ
ジュンク堂書店鹿児島店
紀伊國屋書店鹿児島店
ブックスミスミオプシア
石井書店
ブックセンターめいわ中山店
What
えぷろんはうす池田
防災を楽しむ!
燦燦舎のさめしまことえの参加している育児サークルの活動をすこ〜しご紹介します。
「きらりん〜3•11支援ネットワーク〜」。もともとは、3•11後に、鹿児島に避難・移住してきたママと子どもたちの生活のお手伝いをしている集まりでしたが、最近は「防災」に関するイベントを行うことが増えています。
NPO法人プラスアーツさんを講師にお招きして防災イベント。
バケツリレー競争や、消火器的当てで盛り上がりました!
防災人形劇「おたま劇場」。
防災リュックの中にハイヒールを入れちゃうおとぼけカエル父さんと、しっかり者のおたまの掛け合い。
テレビでも紹介された「防災ピクニック」。防災リュックを持ってピクニックしよう、という試みで、NPO法人ママプラグさんが提案したものを実践しています。
今回の大分熊本地震。
鹿児島では幸い大きな被害はありませんでしたが、
いつ鹿児島で大地震が起きるか、燦燦舎の古民家社屋が倒壊するのではないかと、
毎日ひやひやしていました。
原発に関しては本気で心配していたので、申し入れにも行きました。
でも実は、災害を怖がっている反面、災害の多い土地に魅力を感じるているのです。
火山、カルデラ、シラス台地。
深夜、家族が寝静まった後、防災リュックを作りながら、
土地と共にある、共存している実感にムフフと微笑む私でした。(さめしまことえ)
天文館アーケードのキッズマーケットに出店しました。
6月11日(土)に天文館のアーケードで開催された「キッズマーケット」に出店しました。今回は、本の販売と一緒に工作コーナーも設けました。
紙で作った立体に色塗りをしてもらいます。一日のうちに何度も色を変える桜島。何色に塗っても桜島になるのが良いところです。なかなか立派な作品が完成しました。噴煙は昭和火口から。反対側には埋没鳥居も。
できた!
できたよ〜!
かんせ〜!
天文館に一日いると、色んなことが起きます。リラックマともりあげタイガーが「ぐるっと一周!鹿児島すごろく」で遊んでいたり、ほとんど裸のお兄さんが歩いていたり。彼は「九州プロレス」の桜島なおきさんでした。絵本と一緒にぱちり。
鹿児島一の繁華街と言われている「天文館」ですが、近年は郊外の大型ショッピングモールや新しい駅ビルに押され気味。
でも、天文館を愛する人たちが知恵を絞ってがんばっているのです。
この「キッズマーケット」も、そんな思いをもった実行委員の方々が、絵本の読み聞かせからはじめた手づくりのイベント。
天文館のど真中で、絵本の読み聞かせと、子どもも楽しめるワークショップや物販など。
https://www.facebook.com/tenmonkankidsmarket/
毎月開催とのことなので、また参加させていただきたいな〜と思っています!(さめしまことえ)
せっぺとべ
5日の日曜日、日置市日吉町に伝わる伝統行事「せっぺとべ」をひとりで見に行きました(息子を誘ったが断られた)。
せっぺとべはいわゆるお田植え祭り。豊作を祈り若者が田んぼで泥だらけになって跳ね回る姿が有名です。400年以上前から伝わっています。
鹿児島市から車を走らせ伊集院へ、伊集院から日吉へ。会場の八幡神社近くになると「せっぺとべイベント会場」なる看板を発見しました。会場ステージでは、なぜか演歌歌手が歌って出店などが出てる。
ここではさすがに跳ね回らんやろな、としばし会場をうろうろして神社へ辿り着くと、何やら男どもの声が。
おお。早くも跳ね回ってる! 焼酎くさい!
これがせっぺとべなのか? と思っていたらまたまた何やら太鼓の音が、ドン、ドン、と聞こえてくる。はて? と音のする方向へ行くと……
さ、3メートル級の巨人?
いや、デ、デ、、大王殿だーーーっっ!!!
(デオドンと読みます)
デオドンに会えるなんて思ってもなくて、テンションあがるわたくし。
地元の子どもたちが引っぱるデオドンに導かれるように跡をついていきますと、水の張った田んぼが現れます。これがご神田。
デオドンがご神田に佇む姿に和やかな気持ちになっておりますと、神社の方から若者たちが8メートルはあるんじゃないかという竹竿を持ってきて、田んぼを渡ります。
そりゃ倒れるやろ、という長さ
足元が悪いうえに長い竹は風であおられる。よんごひんごになりながら向こう側まで渡ります。もちろん竹を倒す若者もいますが(そりゃそうだ)、竹のてっぺんにつけられている地区の旗や「しべ」と呼ばれる飾りを田んぼにつけるのは御法度なので、まわりの若者が必死に竹をキャッチします。先輩風の兄ちゃんにトラメガで「しっかい運ばんか!」とどやされる若者もあり。
だんだんと竹竿の数が増えてくると、いつしか若者たちは肩を組んで、泥だらけになって跳ね回り、歌い始めました。焼酎もしこたま飲んでるので、転倒者続出。これぞ泥酔か。
誰かがワンフレーズ歌うとまた誰かが歌う。
あじさいがきれいでした
歌の最後は必ず「オイヤマカチャンゲ、チョシ、チョシ、チョシ、チョシ」をみんなで合唱する。みんなどろどろですが、いい顔をしておりました。俺たちは地元の伝統を引き継いでいる、これからもここを守るのだ、と言っているような。
後で参加してた方に聞いたら歌詞は50番くらいあって、みんなそれぞれ十八番があり、誰かが歌ったら阿吽の呼吸で次の誰かが歌うんだそうです。歌詞を文字にあらわしたものはない、とのことでした。口承とは。尊敬します。
踊りは土をこね、田んぼの害虫を踏む動きをあらわしているそうです。
400年以上引き継がれてきたせっぺとべ。
せっぺとべとは、「精いっぱい飛べ!」の鹿児島弁。
いい祭りでした。
市来の七夕踊り、悪石島のボゼ、岩川の弥五郎どん、甑島のトシドン……。
今年は鹿児島全土の祭りをこの目で見にいきたいです。
せっぺとべのあとは、偶然会った友だちと伊集院のカレー屋「LAMA」へ。うまいカレーにドリンク、サラダもついてスープ、ご飯、ナンがおかわり自由。日置市民、幸せすぎだ。ちなみにおかわりする前に腹いっぱいになりました。おそるべし。
今度の土曜日は天文館で「キッズマーケット」
今度の土曜日、燦燦舎は天文館「キッズマーケット」に出店です。
燦燦舎は絵本やすごろくの販売の他に、工作ワークショップも開催します。
工作講座やワークショップはこれまで何度もやらせてもらっていますが、一体自分に何を伝えられるんだろうと毎回本当に悩みます。
今回は張り子の素材に色塗りをして立体さくらじま作り。
画像はただいま準備中の図。
天文館なのでかわいいのを作りたいと思いますが、昭和火口や大正溶岩などジオものを取り入れると、楽しくなりそうですね〜。
燦燦舎の他には、キッズネイル体験、癒しのハンドマッサージ、タロット占い、アクセサリーやバッグなどのハンドメイド雑貨の販売など。女子度高いですね↑
☆
6/11(土)アーケード内だから雨が降っても楽しめる。天文館キッズマーケット
https://nicottie.jp/articles/4UPgb31N
燦燦舎、第三弾! 『39席の映画館』!!
みなさま、大変大変お久しぶりです。
何がお久しぶりか、そう、燦燦舎ようやくようやくの新刊ができました!!
『桜島! まるごと絵本』『ぐるっと一周! 鹿児島すごろく』ときて第三弾は、と言うと、、、、、なんと吃驚。映画の本!
『39席の映画館〜いつもみんなで映画をみて』です!!
カバー近影。タイトルはさめしまことえによる手描き文字。撮影は燦燦舎のガーデンにて
みなさまは天文館のマルヤガーデンズ7階にたたずむ、鹿児島唯一のミニシアター「ガーデンズシネマ」をご存知でしょうか。デジタル映画供給システムDCP(デジタル・シネマ・パッケージ)を導入している映画館では日本最小の39席。そんな映画館が、鹿児島にあるのです。
ガーデンズシネマ誕生秘話「そして映画館がうまれた」。筆者は支配人の黒岩美智子さん
かつて映画の街だった鹿児島一の繁華街・天文館。
ですが2006年、シネコンの波に押され映画館がなくなってしまいます。
その状況を憂う鹿児島の映画好きが集まり、「鹿児島コミュニティシネマ」という団体を立ち上げ、自主上映会を繰り広げ、さらには自主制作の映画もつくり、念願のミニシアターまで立ち上げようとするのですが、、、
もちろんメンバーに映画館を運営した経験がある人はいません。お金もありません。
なんと、ミニシアターオープンのとき所持していた
運転資金、たったの10万円!!!
記念すべきオープン第一回目の上映は、
お客さんたったの一人!!!
うーむ。すごい。すごすぎる。しかしそれでももう6周年。
これは鹿児島という疲弊する田舎街で、映画への愛だけで映画館を立ち上げてしまった人たちのまごうことなき実話なのです。
シネマスケッチより。インド映画の紹介は特別に筆が冴えてるにゃーこさん
さらに、ガーデンズシネマで上映される映画の宣伝用に描かれてきた、謎のイラストレーターにゃーこさんによる「シネマスケッチ」も60篇収録。ガーデンズシネマ会報やwebサイトで人気を誇ってきたにゃーこさんのセンスあふれる作品を一挙に見ることができます。
それにしても、
パリ20区、ぼくたちのクラス/灼熱の魂/世界の果ての通学路/マッキー/少女は自転車にのって……などなど、マニアックすぎるぞっ!!!
もしかしたら観たくてもTSUTAYAでレンタルできない作品もあるかもしれません。
ですが、鹿児島の他の映画館では上映されないものもかける、良質な心に届くものもかける、ドキュメンタリーなどの収益性は低いが上映すべきものはかける、そんなガーデンズシネマの矜持を示すラインナップなのです。
本書を企画、編集したみなさんはガーデンズシネマをこよなく愛する「ガーデンズシネマ部」のみなさん。ただガーデンズシネマを盛り上げたい!という一心で本までつくってしまったそのエネルギーに感服です。
文化というものは、篤志家が私財をつぎ込み支えるもの。そういう一面もあるでしょう。しかし、普通の市民が集まって、自分たちで支えるほうが、誰もが手に触れることができ、開かれたものになるのではないでしょうか。
その実例がガーデンズシネマです。
「 ガーデンズシネマ、知ってたけど行ったことがなかった。行ってみよう!」
「鹿児島でこんなにがんばってる人たちがいる。自分たちもやってみよう!」
そう思って下さったら幸いです。
この街で映画の灯をともし続ける。
それはたいしてもうかりもせず、非効率で馬鹿げたことかもしれません。ですが、地域で文化を根付かせ引き継ごうとするガーデンズシネマと、その周りで支えるみなさんに、わたしたち燦燦舎も多いに共感するのです。
しかも! 本書を購入いただいた読者の方だけに、ガーデンズシネマで使える特別割引券付き! 入場料500円引き!
有効期限なし! もうこうなったら、ガーデンズシネマで映画を観るしかない!!
カバーの折り返し部分に、なんと500円割引券が! 太っ腹!
ご注文はこちら。日本全国送料無料でお送りします!
もちろんガーデンズシネマでも発売中です!
『39席の映画館 いつもみんなで映画(ゆめ)をみて』
B6判、112ページ、オールカラー
定価:本体1,100円+税
編者:ガーデンズシネマ部
発行:燦燦舎
ブックデザイン:オーガニックデザイン
映画人からのメッセージも収録しています!
今は鹿児島に三つもあるシネコンの事を誰も映画館とは呼ばないけど、ガーデンズシネマにはどこか昔のスローな映画館を想わせる装いがある。
伊地智啓(『あぶない刑事』『セーラー服と機関銃』など。映画プロデューサー)
鹿児島にガーデンズシネマがある限り、私の映画は映画館で上映されると信じています。
大森一樹(『ゴジラvsキングギドラ』など。映画監督)
いつまでもお客さまの夢を乗せて走り続けてくださいませ。
応援してます!
塚本晋也(『鉄男』『野火』など。映画監督)
燦燦舎で味噌づくりとバーベキュー
燦燦舎は、築百数十年の古民家を、自宅兼社屋としています。
お風呂は薪風呂。そのせいか、「燦燦舎へいってみたい」と言われることが時々あります。
古民家暮らしは過酷なことも多いけど、そう言われるとちょっと嬉しい。
先日、ママ友集まってのバーベキューが平日のまっ昼間に行われました。
今回は5・6才が多かったので、バーベキューと味噌づくりを行いました。
庭で火が使えるって良いですね。
味噌づくりは、私も子どもも初めてでしたが、楽しかった!!
みそって「みんなの手で混ぜたほうが、菌がついて美味しくなる」とのこと。さらに、「新しいお家より、古いお家のほうが菌がいっぱいいて、おいしくなる」んだって。
菌に自信あり!
ちびっ子諸君が混ぜくってくれたので、きっと美味しいのができるでしょう。
(さめしまことえ)