燦燦舎のブログ

燦燦舎(さんさんしゃ)は鹿児島のあたらしい出版社です。 HP→ san-san-sha.com

燦燦舎で味噌づくりとバーベキュー

 

f:id:san-san-sha:20160327080504j:plain

 

燦燦舎は、築百数十年の古民家を、自宅兼社屋としています。

お風呂は薪風呂。そのせいか、「燦燦舎へいってみたい」と言われることが時々あります。

古民家暮らしは過酷なことも多いけど、そう言われるとちょっと嬉しい。

 

先日、ママ友集まってのバーベキューが平日のまっ昼間に行われました。

今回は5・6才が多かったので、バーベキューと味噌づくりを行いました。

 

f:id:san-san-sha:20160327080509j:plain

 


庭で火が使えるって良いですね。
味噌づくりは、私も子どもも初めてでしたが、楽しかった!!

みそって「みんなの手で混ぜたほうが、菌がついて美味しくなる」とのこと。さらに、「新しいお家より、古いお家のほうが菌がいっぱいいて、おいしくなる」んだって。
菌に自信あり!
ちびっ子諸君が混ぜくってくれたので、きっと美味しいのができるでしょう。

 

f:id:san-san-sha:20160327080458j:plain

(さめしまことえ)

明日わたしは本屋です

珍しく先週大東京に行ってきたときのレポートも書き出さぬまま、明日も本売り。

珍しく本の準備がこの時間に終わった!のでブログでも書こうと思いたった。

明日3月19日(土)、卸本町はオロシティーで開かれるフォーシーズンズマーケットなるものに出店します。

https://www.facebook.com/FSMinOroshi/?fref=photo

f:id:san-san-sha:20160318221559j:plain

とっても洒落たバナー。うちが出ていいのか!?

 

当ブログでも時々書いている通り、燦燦舎は出版業を本業としつつ、時々本屋さんになる。

いくつかの素敵な出版社さんから直接本を仕入れているのだが、一日のイベントで在庫をすべて並べることはほとんどない。イベントのタイトルや場所や主催者や方向性から予想して、来るお客さんはどげんな人やろかい? 若い子が来るのか、子連れが多いのか、子連れでもばあちゃんもいっしょに来るのか、いかめしいおっさんが多いのか、自営の人が多いのか、主婦が大挙として来るのか、あれやこれやと想像しながら本を選び、箱に詰める。だいたいこの時間は大変楽しい作業である。

ほんでもって本の入ったダンボールと机やらイスやら棚やテントを車にうんとこしょと積み込み、会場に運ぶ。これは重いし、たいてい孤独な作業でなかなかしんどい。だいたい現場によって使えるスペースが違うので、店のレイアウトはその場で考えながら本を並べることが多い。どの本をどこに置くか。平積み(文字通り何冊か積み上げる)にするか、面陳(文字通り本を立てて表紙を見せる)にするか、棚ざし(文字通り棚にざすっとさす)にするか、これもかなり楽しい作業だ。

先日は売りてえな、と積んでた内田樹さんの『街場の戦争論』が2日で4冊売れた。こういうときはとってもうれしい。

 

f:id:san-san-sha:20160318221750j:plain

燦燦舎の看板娘は保育園のため不在です。かわりにわたし(おじさん)とわたしの友だち(おじさん)のダブルおじさんで販売です

 

そしていざ! 販売。であるが、まあ客層がジャストミートするときもあれば、哀れすべてのお客がわたしの前を水族館のマグロのようにびゅんびゅんぐるぐるとスルーするときもある。そんな時は世界中から見放された気持ちになる。

 

ついでに、客層にヒット!といってもまあそんなに本っちゅうのは売れない。これまでいろんなイベントに出ていったが、出店における最強ランク・横綱はたこ焼き、串焼き、ソーセージなどのジャンク系食い物だろう。自分の店以外がこれ系だけだと完全に駆逐されるのが必至。ペンペン草も生えない。

大関はオーガニックなカレーやら野菜、パンなどだろうか。だいたい食い物に本は敵うことはない。

それから雑貨やら古本やらワークショップが続き、単価の高い新刊本を売ってる我々はかなり下位に近い。

 

しばらく前までは、ひたすらお客さんに声をかけ続け売り続け、イベントが終わると灰のようになっていた(まあ売らないと生活できないですから)。じゃっどん最近少しは肩の力が抜けてきたような気もする。

明日はどげんな人が来るのか、どげな店が出るのか。灰になるか世界の中心で孤独を叫ぶかまったくわからないが、楽しみだ。直接お客さんに手渡しで売る。これ商売の原点。道険しだが精進したい。

 

ということで、明日おすすめする本(燦燦舎の本以外)を3冊紹介!

 

『わたしのじてんしゃ』(ますだみり・ひらさわいっぺい)ミシマ社

f:id:san-san-sha:20160318221944j:plain

本日入荷。ぴかぴかの絵本! これまで『はやくはやくいわないで』『ネコリンピック』など、「置いてるだけで売れる」すごい絵本をつくってきた、ますだみり・ひらさわいっぺいコンビの最新作にして最高傑作なのではないかと思います。うちの5歳の双子もページを開くたびに「わぁ」「わぁ」とうなっていました。

大人だったら、自分も小さいときこんなこと考えてたって思うはず。子どもだったら、ぼくならどんな自転車をつくるだろう?って考えるはず。

表紙のマットの質感や帯のカットがかわいらしくて、なぜかおまけにシールまでついててうれしいです。鹿児島に書店さん数あれど、最速(たぶん)で燦燦舎が販売します! 

 

『へろへろ』(鹿子裕文)ナナロク社

f:id:san-san-sha:20160318222112j:plain

福岡で宅老所「よりあい」を営む人々を描く本書。よりあいを運営する人たちは必死に金を集めて特別養護老人ホームをつくるのですが、この本の魅力は施設が拡大発展していく成功の物語では決してないのです。

著者はもともとよりあいの雑誌『ヨレヨレ』をつくっていました。ヨレヨレの表紙に並ぶ見出しは「うんこの水平線」「ぐるぐるチンチン」「表紙をめくると火柱が見える!」などなど、同業者としては悔しいくらい、その勢いはほとばしりまくってます。著者の勢いに負けず登場人物がむやみやたらに力強くって、おかしくって、感情がぐいぐいと揺さぶられて、読み終わったらなぜか心があたたかくなってます。こんなに「つかむ」力が強い本はなかなかお目にかかれません。

介護をめぐる問題は無限にありますが、その課題を直接取り上げた本を読むより、本書のように力強い筆圧で書かれた実話を読む方が、よりわたしたちは「自分ごと」と捉えられるのではないでしょうか。

文章の持つ力を信じられる一冊です。

 

 

『海辺を食べる図鑑』向原祥隆南方新社

f:id:san-san-sha:20160318222206j:plain

燦燦舎代表・鮫島が以前勤めておりました南方新社の社長!向原祥隆さんが書いた本です。海辺で穫って食える海藻や貝、エビカニ136種を紹介。海辺の本なのになぜかウナギやモクズガニ(鹿児島では山太郎ガニ)など川の生き物も載って、さらにお得!

季節はそう、長い冬も終わり春がやってきます。海藻シーズンです。去年はこの本を持ってアオサやらワカメをとったなあ。自分でとるワカメはめちゃくちゃうまい。最強です。アオサは洗うのがちょっとめんどいけど、これまたうまい。向原さんいわく「海藻の皇太子」。さらに

鹿児島県民にとって最大の娯楽「マテガイ取り」まで紹介。ああ、出水に行きてえなあ。

春は貝に海藻。自分の食い物を自分で取る幸せ。この一冊で死ぬまで楽しめます。

 

 

ちゅうことで明日は鹿児島市卸本町6-12オロシティーでお待ちしています!

こら燦燦舎、人の本ばっかり宣伝しやがって、てめえの本はどうしたんだ?というあなた!

燦燦舎の本も、ようやく来月出ます!

詳細はお待ちくださいっっっっっっっっっっ!!!!!!

 

さ、さ、さ、桜島が!!!

本日大ニュースになっております桜島を、もっとよく知りたい!というみなさま、

桜島のことが世界一わかりやすい本! 

として評判名高い『桜島! まるごと絵本』

ですが、、、、、、明日6日と明後日7日は、

燦燦舎社員全員、家族の結婚式のため大阪に行かないといけません。

こんなときに申し訳ございません!!

発送は週明けからになりますので何卒ご了承ください。

ご注文はこちらへどうぞ!

 http://san-san-sha.com/?page_id=12

 日本全国送料無料で送ります!!

f:id:san-san-sha:20160205220200j:plain

ちなみに鹿児島、桜島は、無事です!!!

どうぞ安心して遊びにおいでください〜〜。

5さいのたんじょうびと紙バカに向けて。

燦燦舎の大事な社員であるうちの双子もおかげさまで5歳になりました。立ち上げの頃は3歳になったばかりだったことを考えると、感慨深いものがあります。ということで、燦燦舎第三弾! というのはウソですが、双子の誕生日を記念して親バカ小冊子『5さいのたんじょうびに。』を刊行しました。

f:id:san-san-sha:20160131003211j:plain

本当の第三弾も着実に刊行に向かっています。春にはお披露目できる予定です! 

 

A6変型、16ページオールカラーの豪華版です。

双子は親父を尊敬するに違いない! と朝からせっせと制作したんですが、反応はまあまあでした。

まあ、子どもなんてそんなもんだ、ドラゴンボールやらアイカツ(アイドル活動!)には勝てねえや。と匙を投げる次第です。

しかし、妻はとっても喜んでいました。つくった甲斐ありです。構想から執筆、編集、デザインまで、インデザインイラストレーターなどのソフトを駆使し、、、もとい翻弄されながら3時間ほど。俺はこの月末の忙しいときになにをやっているのだ、という自問があったことは事実です。

この小冊子は、実際の本と同じように、16ページの1ページ1ページをA3の用紙に「面付け」してつくってみました。

本っていうのは、紙が1枚ずつ束ねられているのではなくて、基本的に16ページ毎に印刷された用紙を折って、それが束ねられてつくられているんですね。

こんな感じです。

 

f:id:san-san-sha:20160131003438j:plain

オモテとウラにそれぞれのページ毎に「面付け」。表の5ページの下には4ページが逆さまにはりついてますね。右下の1ページ目も逆さまです。

f:id:san-san-sha:20160131003507j:plain

 『5さいのたんじょうびに』ではこうなってます。右下の1ページ目が逆さまになっているのがおわかりでしょうか。

 

f:id:san-san-sha:20160131003616j:plainf:id:san-san-sha:20160131003653j:plain

それを折る!           折ったらこうなる。

 

f:id:san-san-sha:20160131003740j:plainf:id:san-san-sha:20160131003809j:plain

回転!             回転したらこう。

 

f:id:san-san-sha:20160131003951j:plainf:id:san-san-sha:20160131004035j:plain

さらに折る!          さらに折ったらこうなり、、、

 

f:id:san-san-sha:20160131004243j:plainf:id:san-san-sha:20160131004310j:plain

また回転!      また回転したらこう。8-9ページは見開き写真がいいですね。

 

f:id:san-san-sha:20160131004132j:plainf:id:san-san-sha:20160131004634j:plain

とどめに折る!         これでどうだ!

 

f:id:san-san-sha:20160131004803j:plain

 よっしゃ! 16ページの冊子になりました。

これを断裁して、ぺらぺらとページがめくれるようになるんですね。

自分でやったら、めっちゃ難しかったです。印刷屋さんの技術に驚愕です。

 

 ちなみに紙の出力はというと、うちは出版社のくせにカラーがまともに出るプリンターがない、ということで加治屋町のコピー屋さんキンコーズに行きました。なんと、コピー用紙だけじゃなくて紙が選べるとのこと。ここはいっちょ、カラーの本でも実際に使われる、あの『桜島! まるごと絵本』でも使われたという「ニューVマット」を選択。厚みは110Kだ!

うーむ、なんだかしっかりした紙だと存在感アップです。

キンコーズ最高! っていうかうちにプリンターなくていいのかよ。

 ということで、みなさんも自分でつくる小冊子、なかなか楽しいですよ。

是非つくってみてください。

世界に5部しかない燦燦舎の『5さいのたんじょうびに。』は明日の紙バカジャンク市で展示されるとのこと。

f:id:san-san-sha:20160131004836j:plain

10時から16時、林ビルに遊びにきてくださいね〜。

テンパークからロイヤルホスト城山店に歩いていくと途中にあるよ!

 

あけましてランクイン!!

年が明けて早くも10日が過ぎようとしている!

押し寄せる年波のせいか、処理能力が低いせいなのかはわかりませんが、どんどん時が流れる燦燦舎にもうれしいお知らせが!

 

本日1月10日付けの南日本新聞読書欄、

週間ベストセラーで、、、、、、、、

 

f:id:san-san-sha:20160110173456j:plain

 

『ぐるっと一周! 鹿児島すごろく』が

見事8位にランクインいたしました!!

刊行から一年が経ってのランクインは、うれしさもゆっくりとゆっくりと薪の風呂に入ったあとのように長続きいたします。

 

オプシアさんに問い合わせたところ、年末年始の集計とのこと。

年末に店頭に立たせてもらって、お客さん一人ひとりに声かけて販売したかいがありました。

そして、うちの本を玄関から入ってすぐの超ホットコーナーに置いてくださるブックスミスミオプシアさん、本当に本当にありがとうございます。

f:id:san-san-sha:20160110172534j:plain

田の神さあもオプシアでにっこり! 鹿児島すごろく

 

燦燦舎は小さい小さい、会社ともいえないような出版社です。

書店さんに注文を取るところから発送、納品まですべて自分たちでやります。

なるべく手作りのPOPを作るようにして、読者のみなさんとできる限り近づきたいと思っています。

一冊の注文からとってもうれしい気持ち満載で送りますし(注文は生きてるなかで最高位に幸せなことなのです)、発送のときは必ず手紙を書きます。

今年も一冊一冊を皆様に文字通り手渡しで売っていきます。

f:id:san-san-sha:20160110172452j:plain

f:id:san-san-sha:20160110172734j:plain

切って貼って書いて書いて、POPを制作してま〜す! なんとよく見たら地域ごとに内容が違うんです!!

 

燦燦舎の本を是非書店さんでご覧ください。

もちろんwebサイトからも日本全国送料無料でお送りします!!!

 

http://san-san-sha.com

KTSゆうテレ!鹿児島すごろく大特集を振り返る!!

お知らせいたしました、1月8日のKTS「ゆうテレ!」ご覧いただけましたでしょうか?

f:id:san-san-sha:20160110063947p:plain

なんとぶち抜き30分!の『ぐるっと一周!鹿児島すごろく』大特集でした!

こいつは春からたまげました。

麗しき女子アナウンサーのみなさまが、勝利を目指してすごろく勝負。

はっきり言ってわたしも混ざりたかったです。

f:id:san-san-sha:20160110070156p:plain

しかし、さすがに鹿児島すごろくを知り尽くしたKTSのKディレクター。

ツボを正確にとらえた編集。うなります。

 

見事に29の「根占港」で薩摩半島へ渡るアナあり。

福山の黒酢で酸っぱい顔するアナあり。

f:id:san-san-sha:20160110064015p:plain

くっ、かわいいぞ渡辺リポーター

 

トカラ列島宝島の、わたしの宝物発表では「お金💓」と本気発言のアナあり。

f:id:san-san-sha:20160110064033p:plain

夢のあること言ってほしくて作ったのに! しかし、、、、かわいいから許す!

 

東福リポーターの独走で勝負あったかに見えたけど、

出た~~~! 必殺「田の神さあカード」で一発逆転!!!

そのときわたしには、Kディレクターの眼鏡が光るのが見えました。

いやはや、自分でつくっておきながら、

改めてこのすごろくは面白い! と思った次第。

f:id:san-san-sha:20160110064131p:plain

KTSさん、2年連続すごろく特集、本当にありがとうございました!!!

 

燦燦舎の『ぐるっと一周! 鹿児島すごろく』は、鹿児島県内各書店、

あるいは燦燦舎webからも購入できます。

今年もAmazonに対抗して送料無料! 

魂込めて全国に送ります。どうぞご注文ください!!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

http://san-san-sha.com/?page_id=95

 

KTS「ゆうテレ」で鹿児島すごろく特集!

あけましておめでとうございます。

新年早々、KTSさんが本日1月8日、15時45分からの「ゆうてれ」で燦燦舎の『ぐるっと一周!鹿児島すごろく』を特集してくださいます~。

なんと出演者のみなさんがすごろくで実際に対決してくださるという、、

って、

 

去年もしてくださったんですが、なんと2年連続でやってくれることになりました。

ありがたや!

燦燦舎代表のわたくし鮫島亮二も出演しまして、ウソくさい演技をしております。

ディレクターさんから「素人にしてはわっせうまい」とお褒めにあずかった姿、どうぞご覧ください。

KTSさん本当にありがとうございます!!!

ということで今年もよろしくお願いいたします!

 

f:id:san-san-sha:20160108084427p:plain

 

http://www.kts-tv.co.jp/blog/utele/