燦燦舎のブログ

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『はじめての郷土料理 鹿児島の心を伝えるレシピ集』『鹿児島偉人カルタ55』出版しました

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誰もが忘れられない2020年でしたね。


大変な時代になってしまいましたが、
出版社の存在証明はいつの時代もただひとつ「本を出版し続けること」だと考えます。

燦燦舎ではこの12月に、2冊の新刊を刊行しました。

NPO法人霧島食育研究会理事長・元鹿女子短准教授
千葉しのぶ先生による、
『はじめての郷土料理 鹿児島の心を伝えるレシピ集』と、

監修:原口泉先生
作;下豊留佳奈さん、
絵:さめしまことえ(燦燦舎)による
『鹿児島偉人カルタ55』

の2点です。

 

 

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『はじめての郷土料理 鹿児島の心を伝えるレシピ集』カバー

元気になる黄色が目印。縁起がいいです!

 

がね、あくまき、かるかん、鶏飯。

77品の郷土料理の作り方を丁寧に解説しています。

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冬に温まる、あわんなっと。左ページは「鹿児島の豚」についてのコラム。

 

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豚骨。おいしいですよね。

鶏飯は奄美を代表する郷土料理。

 

すべてのレシピにはコラムがつきます。料理のいわれや語源、食材についてなどをひとつひとつ解説しました。

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「がね」とは鹿児島弁で「かに」のこと。

 

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「幕末・明治期から受け継がれる鹿児島の食」。

コラムは東川隆太郎さんが考証してくださっています。豪華ですね!

 

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材料、作り方の文字サイズもいまどきのレシピ本とは一線を画す大きさ!

レシピ本はあくまで「実用書」。テーブルに置いて読めるサイズを目指しています。さらに開きのいいPUR製本を採用しています。

 

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きびなごの手さばきについてもイラストで親切に説明しています。


早くも手にした読者のみなさまから

「鹿児島の家庭には1冊常備!」

「県外に出た鹿児島出身者が泣いて喜ぶ」

「文字が大きい。読みやすい」

などなどありがたいお言葉をいただいています。ありがとうございます!

 

『はじめての郷土料理 鹿児島の心を伝えるレシピ集』の購入はこちらから

 

san-san-sha.com

 

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続いてはこちら。

『鹿児島偉人カルタ55』

 

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箱を持ったときのしっかり感、ずっしり感あります。厚さ2.2センチ。

プレゼントやお土産にも喜ばれるパッケージ!

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箱を開けたらこうなります。

セット内容は読み札55枚+予備、絵札55枚+予備、カルタ一覧表、おまけ解説本「鹿児島偉人カルタの手帖」、カルタの遊び方。にぎやかですね!

 

絵札、読み札の例です。読み札は名文の数々!

声に出してよみたい日本語を著者の下豊留さんが書いてくれました。

絵札もあたたかく、なつかしく力強く。さめしまことえが気張って描きました!

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読み札には人物の簡潔な解説と生年没年を掲載。どんな人物かわかります。

鹿児島の人物を楽しみながら学ぶのにはこれ以上ないアイテムだと自負しています。

ちなみに筆者(燦燦舎代表鮫島)には小4の子どもがいるですが、既に

小松帯刀!」「海音寺潮五郎〜」と偉人を覚えまくっています。

自らの子どもたちで実証済み。どうぞ遊んでください。

 

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さらにこちらはおまけと言うには豪華すぎる、おまけ本!

登場する55人の一生が書かれています。もちろん下豊留さんの書き下ろし。

さらにこの解説本には人物のイメージをふくらませる #(ハッシュタグ)が掲載されています。是非めくってみて、なるほど、にんまり、とうなずいてください。

 

さらにさらにはこのカルタ、なんとトランプにもなるのです!

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気になるJOKERは、、、、、島津豊久! 

かっこいい! 一番人気の予感!

 

『鹿児島偉人カルタ55』の購入は以下からどうぞ。

全国送料無料です。

san-san-sha.com

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こちらは『はじめての郷土料理』著者の千葉しのぶ先生。

まえがきを一部抜粋します。

この本が鹿児島の郷土料理に興味をもち、継承を志される方の手もとに届くことを、そして50年、100年先の鹿児島の子どもたちが「郷土料理」を「食べ」「学び」「伝え継ぐ」一助になることを願っています。

 

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左からさめしまことえ、作者の下豊留佳奈さん、監修の原口泉先生です。

 

下豊留さんのあとがきを抜粋します。

歴史に名を残す人は、みんな天才だと感じるかもしれませんが、私たちの郷土の先輩です。その時代を、一瞬一瞬を懸命に生きてきて人たちです。55人の偉人たちを、より身近に感じてもらえればという思いを込めてつくりました。

 

『はじめての郷土料理 鹿児島の心を伝えるレシピ集』と『鹿児島偉人カルタ55』

の、2点を同時に制作していて感じたのは、

南北に600キロもの広さを誇る鹿児島という土地の特殊性や複雑性。

そこに文化をつくってきた先人たちのたゆまぬ努力と多様性です。

ひとがいて、食べ物があり、それを扱い、食べて育つ人間がいる。

先人に学ぶことはまだまだたくさんあります。

 

燦燦舎、渾身の2作です。2点同時ですがどちらも本気。掛け値なしの大本命です。

鹿児島県内の書店、燦燦舎のホームページで販売しています。

どうぞ手に取ってください。

 

 

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『はじめての郷土料理 鹿児島の心を伝えるレシピ集』

千葉しのぶ

B5判

144頁、オールカラー、並製

定価2,420円(税込)

 

【目次】

これだけは作りたい郷土料理

がね/さつますもじ/豚骨/つけあげ/鶏飯/海老だしの雑煮/煮しめ/豚みそ/あくまき/かるかん など12品

 季節の郷土料理

酒ずし/しゅんかん/きびなごの刺身/さつま汁/あわんなっと/ぢゃんぼ餅 など38品

 地域の郷土料理

鶏だしのそばずい/鰹のびんた/つあんつあん/ながらめのみそ焼き/どぅしばん/田芋炒り など27品

 コラム・その他

「鹿児島の豚」「幕末・明治維新から受け継がれる郷土料理/あくまきの巻き方/きびなごのさばき方 など


『鹿児島偉人カルタ55』

監修:原口泉先生
作:下豊留佳奈
絵:さめしまことえ

【セット内容】

絵札55枚+予備、読み札55枚+予備、一覧表、解説本「鹿児島偉人カルタの手帖」、カルタの遊び方、箱入り(タテ247ミリ×ヨコ176ミリ×22ミリ)

【カルタに登場する人物】

維新の立役者・西郷隆盛/剣豪・桐野利秋/警察の創始者川路利良/大阪の経済再生・五代友厚/西郷を支えた・西郷糸/ハンディ乗り越え農学博士・丹下梅子/シラス開田・野井倉甚兵衛/種子島の女殿様・松寿院/出水兵児・山田昌厳/奄美黒糖の祖・直川智/伊敷の金メダリスト・鶴田義行/川内の出版界の革命児・山本実彦 など55人

 

 

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