燦燦舎のブログ

燦燦舎(さんさんしゃ)は鹿児島のあたらしい出版社です。 HP→ san-san-sha.com

燦燦舎最新刊! 『はじめての郷土料理 鹿児島の心を伝えるレシピ集』 千葉しのぶ先生が、あなたのためにサインします!

とんでもない年だった2020年も、気付けばもうひと月とちょっと。

そんな年でしたが、出版業を継続できて、最後に新しい本をお届けできることが幸せでもあります。燦燦舎、全身全霊、渾身の新刊をお届けします。


NPO法人霧島食育研究会理事長・元鹿女子短准教授

千葉しのぶ先生による、

『はじめての郷土料理 鹿児島の心を伝えるレシピ集』!!!

12月上旬刊行です。

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千葉しのぶ先生 撮影はエンガワスタジオ吉国明彦さん )

 

「かごしま郷土料理マイスター講座」「霧島・食の文化祭」「霧島畑んがっこ」など1000回以上の自主事業を開催され長年ひたすら地道に鹿児島の食文化を発信されている霧島食育研究会&千葉先生。

千葉先生から本の出版のお話をいただいたのは実に4年前になります。

想像を超えるボリュームの編集作業。ご多忙のなか、辛抱してお付き合いいただいた千葉先生には本当に感謝です。

ようやく、ようやくにしてご案内できる本書。自信作です。

それでは『はじめての郷土料理 鹿児島の心を伝えるレシピ集』、はどげんな本なのか。どうぞご覧ください。

 

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こちらはカバー! 本書のイラストは燦燦舎さめしまことえが気張って描きました。味わいあります。

 

がね、つけあげ、豚骨、鶏飯、かるかん。

鹿児島の郷土料理をいつかは作ってみたい!

え、自分で作れるの? そんな方も多いのではないでしょうか。

本書は鹿児島の郷土料理77品を「しっかりと、おいしく作れる」こと。そして郷土料理を100年先まで伝えることを目指して作られました。

 

紙面はこちら! どどん!

 

がね! 

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紙面は材料、作り方、写真、イラストなどでシンプルに構成。
芋や人参などを細長く切って揚げたものを、鹿児島では「がね」といいます。

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「がね」とは「かに」の鹿児島弁なのです! 

以上のようにすべての料理に読み物がついています。料理の由来、どんなときに食べられてきたのか、食材について。

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こちらは豚骨! 豪快!

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鶏飯! 奄美のおもてなし料理。スープが最高です。本書の料理写真はすべてエンガワスタジオ吉国明彦さんと吉国あかねさんです。

 

いやー、腹減ってきますね。

本書は以下の三本立てです。

これぞ鹿児島の郷土料理!を集めた「これだけは作りたい郷土料理」

四季折々や行事の食をまとめた「季節の郷土料理」

南北600キロもの距離を誇る多様な風土に育まれてきた「地域の郷土料理」

 

さらにコラムも多数掲載しています。

 

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「幕末・明治から伝わる鹿児島の食」「鹿児島の竹」「鹿児島の鰹」「鹿児島ならではの料理の名前」などなど。ただ料理が作れればいい、というわけではありません。しっかりと学べる充実の内容。すべてが千葉先生による書き下ろし。歴史的な史実については大河「西郷どん」の史料取材協力をされ、『西郷どん!まるごと絵本』でおなじみの東川隆太郎さんに考証いただいています。豪華!

 

しかししかし、やはり肝要は、レシピなのです。

合計すると400点を超す写真、イラストの数々。

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ここまで「あくまきの巻き方」を丁寧に解説した本があったでしょうか?

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ここまで「酒ずし」の飯と具の重ね方について詳細に記した本があったでしょうか?

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きびなごの手さばきもイラストでばっちりわかる!

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フキダシでポイント解説! つけあげの揚げる目安はこの色。テストに出るぞ!

 

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前日から準備が必要な料理は親切に教えてくれます。いざ作ろうとして「え! これ明日までかかるの!?」というあるあるを防止。

そして重要なのは、

字が大きい!

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これが肝要です。いまどきのレシピ本は中年のわたしにはどうにも字が小さい。

「材料」「作り方」の文字サイズ。テーブルに置いてもはっきり読める!

もちろん千葉先生によるレシピ文も簡潔にして詳細です。

(写真で字の大きさが伝わりづらく申し訳ない! 「揚げそうめん」は沖永良部島奄美の料理ですね。油そうめんともいわれます。おいしそう)

 

レシピ本は「実用書」。「果たして作れるのか?」そんなときに隣で励ましてくれて、時には先導してくれる優秀な伴走者のようなレシピ本でありたいです。

 

まえがきの一部を抜粋します。

「鹿児島の食文化はひとつながりの中で、過去から現在までの厳しい環境に向き合いながら、懸命に生きてきた鹿児島の人びとの歴史、暮らし、食文化、食材を縦糸に、名もなき人びとの思い、願い、心意気を横糸に作られていると思います」

そうなんです。

山や森や火山があり、川が流れ海に注ぐ鹿児島の風土があり、恵みがある。

それと人びとの技と心が合わさり、はじめて料理ができます。

本書の全編を編集して思ったのが、気候と自然とひと、歴史が紡いできた鹿児島の食文化はなんと豊穣なことか、ということでした。

 

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本書の定価は税込2,420円。

燦燦舎の企画出版としては初めて2000円を越える価格です。

なんとも小市民なものですから、正直迷った部分もあります。

しかし、B5版、144ページのオールカラー。

製本も頑丈で開きのいいPUR製本を採用しました。

一生使えるレシピ集。入門書にして決定版。

この言葉には自信があります。

子や孫に教えたい。県外からの客人をもてなしたい。

ばあちゃんが作ってた懐かしい味を再現したい。

サークルで、お勤め先で、おうち時間に。

本書で鹿児島の味をお楽しみください。

 

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大隅の郷土料理・落花生豆腐。わたしもレシピの検証のために、ただいま不登校真っ最中の小4娘と作りました。調理には時間がかかるんですけど、おいしくできました。いい思い出です。

 

 

ということで!12月10日頃の刊行に先立ち!

大予約キャンペーンを敢行します!

 

※追記 こちらの予約キャンペーンは12月8日で終了しています。

 

燦燦舎ホームページから予約くださった方だけの特典!

「千葉しのぶ先生が、あなたのためにサインします!」キャンペーン!

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内容は極めてシンプル!

このブログから『はじめての郷土料理 鹿児島の心を伝えるレシピ集』をご予約いただいた方だけに、

千葉先生が、あなたの宛名を入れてサインを書いてくださいます!

&、特製ポストカード(現在制作中)も1枚プレゼントです!

そうなのです。ただのサイン本じゃないのです。

例えば上記のように「燦燦舎 鮫島亮二さま」とか、「なんとか保育園◯◯さま」とかなどなどと、ご希望であれば屋号やグループ名、社名、肩書きなども書いてくださいます。

プレゼントにも、&高っ!!!

子どもさんやお孫さんのお名前も書いてくださいます。

クリスマスプレゼント、正月の祝い、出産祝い、誕生日プレゼント、結婚祝いなどにも!

ご予約の受付は128日火曜日まで!

ご予約はこちらのフォームからどうぞ! 

日本全国送料無料です!

san-san-sha.com

または、

燦燦舎(さんさんしゃ)

電話099-248-7496

FAX 099-248-7596

メール info@san-san-sha.com

まで、

『はじめての郷土料理 鹿児島の心を伝えるレシピ集』(税込定価2,420円)

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 以上をお知らせください。

 

【こちら、必ずお読みください】

  • お届けは12月10日前後を予定しています。
  • 発送はメール便にてポスト投函です。到着日の指定はできません。
  • お支払いは到着後に郵便振替か、銀行振込にてお願いいたします。
  • 2冊以上ご予約の方も、1冊のみサイン入りとなります。複数冊にサインご希望の方はその旨ご記入ください。
  • サイン不要の方はその旨ご記入ください
  • ご不明な点、お問い合わせは上記燦燦舎までお気軽に!

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『はじめての郷土料理 鹿児島の心を伝えるレシピ集』

 千葉しのぶ

B5判、並製、オールカラー、144頁

定価2,420円(税込)

 

【目次】

これだけは作りたい郷土料理

がね/さつますもじ/豚骨/つけあげ/鶏飯/海老だしの雑煮/煮しめ/豚みそ/あくまき/かるかん など12品

 季節の郷土料理

酒ずし/しゅんかん/きびなごの刺身/さつま汁/あわんなっと/ぢゃんぼ餅 など38品

 地域の郷土料理

鶏だしのそばずい/鰹のびんた/つあんつあん/ながらめのみそ焼き/どぅしばん/田芋炒り など27品

 

コラム・その他

「鹿児島の豚」「幕末・明治維新から受け継がれる郷土料理/あくまきの巻き方/きびなごのさばき方 など