燦燦舎のブログ

燦燦舎(さんさんしゃ)は鹿児島のあたらしい出版社です。

九州産業大学美術館「美の鼓動クリエイターアーカイブ展」で展示職人さんの腕にびびった

燦燦舎代表の鮫島亮二です。

突然ですが、今後はわたくしを作家と呼んでいただければと思います。というのも、ただいま九州産業大学美術館で絶讃開催中の「美の鼓動クリエイターアーカイブ展」で、名だたる作家さんに交じってわたくしの作品を展示!しているからです。

と、偉そうにのたまったはいいのですが、「展示をしてください!」と頼まれたものの絵を描くわけでもなし、木やら石を彫るわけでもなし、自分は編集をする側なんで自分だけでつくった「作品」なんてないのです。どげんしよ、どげんしよと悩んだあげく、「こうなりゃこの展示のために“架空の本”を自分で書いたことにするしかねえ」と思い至ったのですね。意味不明かもしれませんが。

タイトルは『田舎で出版社、はじめました!』

ということで3月末に設営に行ってきました福岡は九州産業大学!(長渕剛の母校!)

でですね、こういう美術館の展示っちゅうのは展示職人さん!なる方々がいらっしゃって展示を手伝ってくれるんですね(もちろん作家さんだけで展示をするパターンもあるかと思います)。いやはや、そんな業界があるとはまったく知りませんでした。

わたくしはその技に度肝抜かれました。

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正確にして繊細。展示って、こんなふうにするのかーーっと。

このですね、光をぴゃーっとするやつ。これでどんな場所でも水平も垂直も取れるのです! まさにレーザービーム!!! 

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パーティー感がパねえ感じであふれております。欲しいです。使うことないけど。

 

さてさて、以下の手順で今回の展示を作成しました。

1、Wordで原稿書く(最初2万字くらい書いてしまい、削るのに死にそうでした)

2、indesignというソフトで本の組版データをつくる。こんな感じです。

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3、展示はガラスケースの中。なので小さく印刷しても誰も読めないので、A1に拡大して出力。パネルにする。このプリンターもほんと欲しいです(出力は九州産業大学美術館さんがやってくださいました。感謝!)

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で、そっから自分は大変めんどくさいお願いを職人さんにしまして、

4、普通の本なら写真が入るスペースに、燦燦舎の実物の本、ぬいぐるみなどを設置する!

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これにて展示が完成!となりもした。

この平面のなかの立体感がなかなかにいいのです。本って立体物なんだと改めて感じたり。

見所はこちら! 

さめしまことえ原画・監修燦燦舎・製作Whatの西郷くんぬいぐるみ!の設置状態!

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両脇に虫ピンを打ち込み、

 

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テグスで固定! この太い指でなんと緻密な作業を! 

 

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要はここです。西郷くんの股の下

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この釘の位置が最高西郷! まさに状態! 

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イメージとしてはこんな感じでしょうか。(『ゴールデンカムイ 第10巻』より)

 

職人さんの技術で水平も間隔も縦横もピシャッ!と実に美しく展示。その技に見とれっぱなしの九産大展示でした。

 

 他にもわたしが描いたわけではないのですが、さめしまことえの原画も展示。

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そして最後は『ぐるっと一周!九州開運すごろく』部屋!!!

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ここが今回の展覧会の全展示の最終部屋。つまりあがりです!

静謐なる美術館を一気に町内会の祭り感の最高潮のズンドコに陥れます!!!

設営してて、やっぱ紅白幕って最強だな、と確信しました。

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この亀さんを見つけたあなたは、開運まちがいなし!!!

見つけた方にはなんかプレゼントあげます。info@san-san-sha.com までどうぞご一報くださいませ)

 

 

あとですね、ほかの見所っちゅうと、他の作家さんたちが本気ですごい!

 

鹿児島の画家・木浦奈津子さん(絵、大好きです)

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鹿児島からおなじみチェスト連合!外山雄大監督(サツマジン動画が頭から離れん。中毒性高いです)

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北九州の美術家・尾形満歳さん(このひとがいちばんおかしいです。※注:ほめてます!

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佐賀の造形作家・藤瀬大喜さん(河童の造形もなんとも言えん表情ですばらしいのですが、この方の小説がだいぶおかしい。※注:ほめてます!

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佐賀の画家・冨永ボンドさん(ボンドで全世界をつなげるというまさに今回の展示のコンセプトを体現!)

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福岡・OIL MOUNT PRINTERS日高太一さんシルクスクリーン印刷。かっこよかど。印刷を生業とされているので、お話ししたかったー!)

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熊本の現代美術家・レインボー岡山さん(ぶっとびです。この方だけ思わずプロフ写真を転載してしもうた!

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宮崎のアーティスト・小松孝英さん日本画。海外でものすんごい売れているそう!)

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そして、長崎から生物生態写真家! 栗林慧さん(本を膨大に出されています。今回同じ空間で展示ができて、出版人として大変光栄です。実際のパネルの緻密さ、迫力、色合い。すばらしい。福岡でもう一回見れるのがとても楽しみです)

 

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展示職人さんの技!

そして九州でも最高峰の作家さんたちの作品の力。

ここまで書いてしまいましたが、写真でも文章でも語れません。

是非、生の美術品をご覧くださり、圧倒されてください。

 

っっっっって、5月19日までやんけ! 

早く書けばよかった。ちょっしもた〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!

 

最終日の5月19日(日)はレインボー岡山さんによるワークショップ「虹の上を散歩する」! ほいで13時から15時に作家さんが集まってクロージングパーティーです。作家さんといっしょに飲めや食えやらしい! 参加費無料! 詳しくはwebを!

www.kyusan-u.ac.jp

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わたくしももちろんど田舎の鹿児島県鹿児島市川上町から大都会福岡に行くばい!ですので、福岡の燦燦舎ファン(いるのか!?)、他の作家さんのファンのみなさん、どうぞおいでくださいませ。

 

 

今回の展示のきっかけになったテレビ西日本「美の鼓動」の動画はこちらです!

www.tnc.co.jp

 

 

今回展示しております燦燦舎の『西郷どん!まるごと絵本』『桜島!まるごと絵本』『ぐるっと一周!九州開運すごろく』のご注文は下記のwebから! 日本全国送料無料でお送りします! もちろん九州産業大学美術館でも販売ちゅうで〜す!

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san-san-sha.com

 

 

 

おまけ

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設営終盤、出力したデータのサイズが小さかったことが発覚してばたりと倒れる西郷どんくん。再度出力して、やり直し。次の日の夕方まで設営してました。だれもした。